猛暑と愛犬の攻撃を生きぬいた多肉植物を整理

多肉植物
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気が付けば十五夜も終わり、もうすぐ10月。すっかり秋の気配になってきました。

それにしても、今年の猛暑は本当に凄かったですね。

夏の間は、私も日本にいたのですが、最高気温を全国レベルで争うような酷暑地域に滞在していたので、こりゃ人間も動物も植物も大変だーと思いながら日々過ごしていました。

日本ほどではなかったかもしれませんが、こちらバルセロナも今年は結構な猛暑だった模様。

私が不在の間、夫が植物の世話をしていてくれたのですが、今年は、ご臨終となった多肉さんが結構いらっしゃいました。もっとも、暑さのせいだけではなく、人間がふと気を抜いた際に発生する「ネモ害」(我が家の犬ネモが多肉を狙って、鉢の中をカミカミすること)により、逝ってしまった多肉植物も多かったようでした。

私も、ずいぶんと長い間、過酷な多肉たちの現実から目を背けていたのですが、子供も学校に行くようになって落ち着いてきたことだし、秋も本格的にやってきたことだし、ここらで多肉の鉢たちを整理しようと重い腰を上げたのでした。

今回は、久々に我が家の多肉植物の最近の様子を紹介します。

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室内のハオルチアは元気!

まずは室内のハオルチアたちです。

室内のハオルチアたちは、本当に元気。ハオルチアで滅亡した鉢は一つもありませんでした。

まず、気が付けばよく成長したよなぁと感心したのがこちらの多肉植物たちでした。

成長した 十二の巻

こちらが去年3月の写真ですが、

1年半でこれだけ葉が増えました。

地味に成長 子亀姫

ガステリアの子亀姫も1年半前はこんな感じでしたが…

今では、地味に成長しています。

上に伸びた 玉扇

お次は玉扇(Haworthia Truncata)

こちらも1年半前はこんなでしたが、

今ではぐぁーーん。

ちょっと徒長ぎみでしょうか。

日当たりが朝だけ窓越しに…という環境なので仕方ないですね。外に出すと、黒く変色してしまうので悩みどころです。これから秋になるし、外に一度出してみるのもありかもしれません。

にょきにょき オブツーサ

次は、オブツーサさん。

こちらは去年の5月の写真です。

それが今では、ニョキー!!!

やはり徒長してますよね。やはり日光の量が少ないのでしょうか。オブツーサも、これからの季節、外に出すプランを検討します。

伸びすぎ シンビフォルミス

もはや番外編なのが、シンビフォルミス。

こちらが去年の5月の姿ですが…

まぁ、これが伸びる伸びる。

あんまり伸びすぎて、垂れ下がってくるような勢いだったので、途中で株を切りまして、切った株の先を鉢に挿しました。

これでも元の長さの半分、いや3分の1くらいです。

我が家のシンビフォルミスは上へ上へと延びていくので、やはり太陽を欲しているのかと思い、一足早くシンビフォルミスだけは外に出しました。

少し葉が増えた ツルギダ

一方で、あまり大きさが変わっていない、成長がゆっくりなハオルチア勢もおりました。

去年の5月のツルギダさんがこちらですが、

現在のツルギダさんと比べますと…

確かに葉の数は増えていますが、成長はゆっくりしていますね。

亀もびっくり クリスタルボール

そして、ダントツに成長がゆっくりなのが、クリスタルボール。

これが昨年の5月で…

これが現在の姿です。

ほとんど変わってません…。でも、カワイイ。

屋外の多肉植物はサバイバル戦争を勝ち抜いた!

室内のハオルチアたちが、「大きくなったわねぇ」「ちょっと徒長ぎみかしらねぇ」などと、どこかの国の貴族みたいな悠長な会話をしている間、屋外の多肉植物の生態系では過酷なサバイバル戦争が繰り広げられていたのでした。

こちらは今年の4月の写真です。

今年の4月の時点で、既に株の数がぐっと減ってしまっていた木箱の寄せ植え多肉でしたが、

猛暑という悪条件に加え、ネモ犬というモンスターの襲来により、その様相たるや阿鼻叫喚。

戦場と化したベランダは、秋の匂いがする頃には「夏草や つわものどもが 夢のあと」のようになっていたとかいないとか。

木箱寄せ植えは断念し、個別の鉢に植え替えることにしました。

サバイバルな夏に敗れていった多肉たちの名誉のためにも、その無残な姿をここに晒すことはあえてせずに、ここでは生き残った勇者たちの姿をお披露目するにとどめておきます。

負傷兵 エケベリア・プリドニス

こちらは今年の4月の様子です。大きく成長し、花さえも咲かせ、プリプリだったプリドニスさんでしたが…

夏を越して、その姿たるや、まさに負傷兵プリドニス。

右側があきらかにやられてます。ネモ犬モンスターと戦ったに違いありません。あなたの勇姿に合掌。がんばって復活してね(ハート)

母を失う クリッシーライアン

成長力旺盛だったはずのクリッシーライアン。ですが、ネモ犬モンスターの被害に遭っては、その規模を縮小させ、今年の4月の時点ではこんな感じでした。

しかし、猛暑戦争の過程で、さらなる被害を受け、今回は母なる大きな株まで失ってしまいました。残されたのは小さな2つの子供たち。

これからの未来を担うのは、あなたたちですから、逆境にも負けず頑張って生きぬいてほしい、そう思います。君たちならできる!

猛暑の犠牲者 リトープス

そして、ネモ犬モンスターの被害は一切受けていないのに、猛暑の徹底攻撃のために自滅してしまったのが、リトープスでした。

3つあったリトープスは、たったの一つになってしまいました。残る2つは干からびて、見るも無残に。脱皮が上手くできなかったのが裏目に出たようです(;_;)

これから秋冬になり成長期に入るリトープス。なんとか頑張って成長してほしいものです。

無傷 謎のエケベリア

ネモ犬モンスターとの猛暑戦争で戦っていた多肉植物がいた一方で、比較的傷を負わずに済んだものもおりました。

たとえば、謎のエケベリア。

ズバリ、無傷。

ネモ犬モンスターは昔から、このエケベリアを狙いません。マズイからなのか、変な臭いがしているのか、それとも、畏敬の念からか、その理由は謎に包まれています。

ひっそり 多肉3人組

もともとは、元気がなかったため、木箱の寄せ植えから独立させて鉢に入れていた多肉3人組。成長はほとんどしていませんが、後方支援に回ったせいか比較的無傷でいられたようです。

復活!雅楽の舞

一方で、猛暑戦争の中、劇的な復活を遂げていた多肉植物もありました。

雅楽の舞は、ネモ犬モンスターからの度重なる攻撃により、以前より壊滅的なダメージを受けていました。

今年の3月の時点で、このようなアリサマでした。

もう葉がほとんどなかった雅楽の舞でしたが、夏を越す間にここまで復活してきました。

葉が増えてウレシイ。この調子で頑張ってほしいですね。

夏は去り、しかし戦いは続く

夏は去り、さわやかな秋がやってきました。多肉植物にとってはウレシイ季節です。

バラなどの植物に比べると、害虫やら病気の心配がなく、とっても育てやすいイメージがあった多肉植物でしたが、我が家に限って言えば、ネモ犬モンスターという強敵が、植物を虎視眈々と狙っています。

もっとも、ネモ犬モンスターは多肉植物を食べるのが好き(食欲)というよりも、植木鉢の土を掘り堀りカミカミするついでに、多肉をカミカミ、その辺にペッとしている(玩具)ので、まさに子供のおもちゃ感覚で多肉植物を扱います。多肉にとっては手ごわい敵です。

我々としては、いかにネモ犬モンスターを多肉植物に近づけないようにするか、最新の注意を払うしかないのでした。

 

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