生き延びられなかった寄せ植えの多肉植物、最大の敵は?

多肉植物
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前回の記事では、一筋縄ではいかなかった冬生育型の多肉植物について紹介しました。

冬生育型の多肉植物は難しい…唯一生き延びたのは?
前回の記事では、1年間生き延びた多肉植物のハオルチア編について紹介しました。今回は、冬生育型の多肉植物のその後についてです。ハオルチア、とりわけ室内にいたハオルチアたちは、日光の強さに気をつけていれば、大したケアをしなくてもすくすく...

今回は、ベランダにあった寄せ植えの多肉植物についてのその後です。

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賑やかだった古き良き時代

かつては、こんな感じの寄せ植えで、ベランダを賑わせていた多肉植物たち。

以前、ベランダでバラ(ルイーズ・オディエ)を育てていた時は、ウドンコ病やら、ハダニやら、迫り来る病害虫に苦しみ、葉水の刑(毎日、スプレーで葉に水をかけないと大変なことになる)の受難に遭う日々でありましたが…

それに比べたら、多肉植物って何て楽なの!と思っておりました。

確かに、多肉植物に虫は来ません。へんてこな病気でみるみるうちに葉の色が変色することもありません。

ですが、敵は案外身近な場所におりました。

一旦、敵の話は脇に置いておいて、と。

多肉植物を育てるので難しいのは湿度(水)の管理

とはいえ、多肉植物を育てるうえで何気に難しいのは、湿度の管理かな、と思っております。各多肉毎に、最適な水のバランスは異なってくるので、寄せ植えにしていると、全ての多肉をきちんと管理するのは難しいことを実感してきました。

上の寄せ植え鉢も、しばらく経つと、どんどん大きくなるエケベリア系の多肉が出現する一方で、どことなく生育の遅い、元気のないものが出てきたので、元気のないものだけを独立させて、別の鉢に移すことにしました。

こちらでした。

特に、右側のピンクと緑の混ざった桜吹雪はどんどん縮れてきました。

うちに来た当初はこんなにプリプリしていたのに…。

この縮れ具合は戻ることなく、どんどん小さくなっていってしまい、残念な結果となりました。同じ鉢の他の多肉さんは何とか生き延びていて現在の状態はこんな感じです。

センペルビウムアメチスチヌム玉連です。

相変わらずベランダの日陰で養生しています。

同じくベランダの日陰組では、一度も寄せ植えされていないワカメ多肉(名称不詳)がおります。

こちらは、古い葉はシワシワの状態であるのですが、新しい葉は元気にプリっとしているので、大丈夫かなと思っております。

多くの多肉植物が消えていた

さて、寄せ植え鉢に話を戻しますが…

こんな状態で、夏を迎え、私は日本へ旅立っていたわけですが、冬になり、久しぶりにスペインに戻ってくると、この寄せ植え鉢は見るも無残に…。

えっ、一体何が起こったの…。

もちろん私は不在でしたので、実際にいつ何が起こったのか、今となっては知るよしもありません。でも、だいたい想像はつきます。

まず、多くの多肉が既にありませんでした。消えてた。

消えてた多肉さん。具体的には…

エケベリア系の葉の縁がほんのりローズな多肉さん。

セダム系のプリプリ多肉。

子宝草

この3つは姿が既にございませんでした。

さらに、ほぼない…状態だったのが、あの成長力旺盛だったブロンズ姫です。

来た当初の姿です、みるみるうちに成長してこんなに大きくなっていたのに…

そのブロンズ姫も、つい1ヶ月ほど前に完全消失しました。

なぜ、そのようなことが、この寄せ植え鉢にのみ起こるのでしょうか。

犯人は、誰?

それは、多肉の病気でも、ハダニでも、ハチでも、得体のしれない虫でもございませんでした。敵はもっと身近にいた

そいつはズバリ!

我が家のネモ犬です。

これははじめてのことではございません。

過去にも前科が…。

飼い犬に多肉を食べられる
多肉植物を栽培しはじめて半年が経ちましたが、ついにやられました。飼い犬のネモさん、多肉植物を食べちゃった、というお話です。

この時は私がすぐに気づいたので、被害は最小限で済みましたが、私がいない間に、夫が目を放したすきにやってのけたのです。

なぜ狙うの?

なんで、犬が多肉植物を狙うの?

本当に不思議です。我が家にはこれまで様々な植物がありましたが、ネモ犬は決してそうした植物を狙うことはありませんでした。

なんで?

おそらく、それは、食べられる多肉植物があることを学んだからではと思います。

過去にはこんな記事も書きましたが、

食べられる多肉植物の種類 【朧月、ハウスリークなど】
食べられる多肉植物を片っ端から調べてみました。後編の今回は、食べられる多肉植物として、朧月、ゴーストプラント、莫邪菊、セダム・セディフォルメ、ハウスリーク、アイスプラントを紹介します。

食べられる多肉の朧月の親戚であるブロンズ姫は、きっと美味しいに違いありません。

ネモ犬は、ブロンズ姫などの食べられる多肉に行き着くために、片っ端から多肉を物色していって、これは食えん、というのは口で掴んでその辺にポイッと放り投げます。

皮肉にも、食べたらマズい多肉が生き残ってしまったというわけ。

ただし、すでに消えてしまった多肉植物が全てネモに食べられたわけではないと思います。おそらく、その辺にポイッと放り投げられた後、気づかれずに枯れてしまった、という可能性が濃厚かな、と。

結果、数々の試練をくぐり抜けて、なんとか生き残っているのは、次の面々です。

クリッシーライアン

雅楽の舞(ほとんど葉が残ってませんが生きてます)

エケベリア系の多肉(名称不詳)

プリドニス(多分)

去年は花をつけなかったエケベリア勢が、花芽を伸ばし始めているのは、とっても良いニュースであります。

ですが、我が家の寄せ植え鉢は、もはや寄せて植わるほどの多肉は残っておらず、単なる多肉の花壇と化しております(T_T)。

ネモ犬はベランダが大好きなので、すきあらばやってきますからね。もっと前に対策を取るべきだったのかもしれません。

短足コーギー犬ネモが狙えないように、ベランダに多肉を載せる高い棚を設置するとか。

ですが、ベランダに棚があると、4歳の息子が登ったりする可能性が出てくるので、怖い…というビビリ母である私が、その決断をできずにいるのでした。

多肉さんには今後もサバイバルしてもらうしかないかしら、と思っております。ちゃんと私が見張るから、頑張るから(頼りにならない?)。

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