前回の記事では、あらたに寄せ植えを行ない、白い木箱に多肉植物を寄せたことを書きましたが、さっそく、やられました。犯人は飼い犬のネモ犬です。本日は、植木鉢の多肉植物を飼い犬が食べたことのお話です(下に続く…)。
植物と犬の共存
我が家で多肉植物を栽培しはじめて半年ほど経ちました。その間、ほとんどの多肉植物はベランダに置いてありました。
一方、我が家のネモ、ウェルシュコーギー犬のネモ9歳。
普段は家の中のあちこちでゴロゴロしています。外の景色を見るのが好きなので、よくベランダにもいます。ベランダでは、犬ならではの聴覚の良さを活かして、遠くに聞こえる何かの音に耳を済ませ、ある時は近所の犬の吠え声に呼応しながらのんびり過ごしていました。多肉植物に興味を持ったことはこの半年間一度もありませんでした。
とはいえ、ネモ犬と植物の共存がこれまで完璧だったというわけではありません。我が家のベランダ園芸史上最大の事件といえば、ネモ犬にチューリップの茎と葉が、花を残して一瞬にして食べられる事件だったでしょうか。
これ以外を除いては、鉢植えの土を時々ムシャムシャ食べようとすることはあれど、植物を直接狙いに来ることはなかったのです。
それは突然やってきた
しかし、です。それは突然やってきました。
木箱に寄せ植えをして、イエーイとなっていた昼下がりのこと。ネモは、いつものようにベランダでうとうとのんびりしてる、と思っていました。が、なんか音が聞こえる。
?
ムシャムシャ、クチャクチャ
ネモが、自分の骨のオモチャを噛んでるのかなと思ったのですが、ふとベランダを見ると…。
ギャーーーーーーーーーーーー
寄せ植え鉢が大変なことに。
本来なら大変なことになった植木鉢の様子を写真におさめて、ブログの記事にアップするべきだったのでしょうが、スミマセン。そんな心の余裕などなかったので写真は残ってないです。
言うならば、寄せられてた多肉の半分以上が、鉢の外に引っ張られて、根がむき出しの状態になったままその辺に放置され、かつ、多くの多肉の葉っぱがバラバラにムシられて、その辺に点々と存在していたのでした。
何が起こったんだろう、えっと、あり得ないんだけど。
ありえないんだけど、ありえないんだけど、を小声で繰り返しながら、素早いスピードで、鉢の中に多肉を戻していく私。あぁ、元通りになってーーー、とそればっかり祈ってました。
結果。
うん、なんとかなりました。所詮、寄せて植えたんですもの、再び植えれば元通り、ってことを学びました。多肉さん生命力ありますしね。
食べられた多肉たち
さて、ここで具体的にネモ犬がパクパクした多肉さんたちを紹介いたします。
アメチスチヌムと謎肉エケベリア2
一番被害が軽かったのは、アメチスチヌム(左)と、ほんのりピンクの謎肉エケベリアその2(右)でした。
この2つは、根こそぎ引っこ抜かれて、鉢の外に放置されていたのですが、1,2枚の葉っぱが落ちてしまった程度で、大きな被害はありませんでした。もっとも、アメチスチヌムさん(左)はうちに来てからほとんど成長してないし、根も伸びてないし、元気がないんですよね。だから、1枚でも葉が減るのは辛いです。
クリッシーライアンと謎肉エケベリアその1
派手に葉っぱが散乱していたのは、クリッシーライアン(左)と謎肉エケベリアその1(右)。
この2つは株が大きいために葉が減っても、そんなに大きなダメージはなかったです。その辺に散らばっている葉の多さから、ネモ犬は葉こそムシったけれど、食べはしなかったらしい。
こちらはクリッシーライアンですが、脇から小さい子もニョキニョキ出てきてて、生命力旺盛。今後の復活劇に期待します!
ブロンズ姫
あとは、ブロンズ姫。これは、派手にやられていて、半分くらい葉がムシられてました。その辺に散らばっている葉もたくさんあったけれど、多少は食べられてしまった気もする。とにかく残った葉は鉢の隅にそっと置いて芽が出てくるのを待ってみることにします。
植木鉢の左隅が、ブロンズ姫の屍コーナーとなりました。見事死者の復活となるか期待したいです。
赤紫のセンペルビウム
そして、見事食べられて、一回りも二回りも小さくなったのが、赤紫のセンペルビウム。
こちらが食べられる前。
こちらが食べられた後。
写真では分かりにくいですが、確実に小さくなってます。葉も残ってなかったので、これは確実にネモ犬が食べましたね。
まとめ
以上、我が家の多肉植物が、飼い犬のネモに食べられた話をいたしました。
とにかく、これからの季節、カラスやスズメが多肉植物の植木鉢めがけて飛んで来るかもしれません。いや、それ以前に我が家のように飼っているワンちゃんやネコちゃんが狙ってくるかもしれません。というわけで、皆さんも、ギラギラ目を光らせながら、多肉さんを栽培していきましょうね。
ところでふと、思ったのです。うちの犬もバカじゃない。もともと食べられるものにしか興味がなく、優れた嗅覚でそれを見分けているはず。ってことは、多肉って実は食べられるのかしら?ということです。その考察はまた次回の記事にて。こちらからどうぞ。
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