世話が大変な植物とは

私がパソコンに記録していた過去の栽培日記。もともとは、植物が増えていくうちに、それぞれの植物にいつ水をやったり、肥料をあげたのか、忘れてしまうのを防ぐために書き始めたものでした。ですが、書き始めてしばらく経つと、水やりや肥料のタイミングは体が覚えてきて、土の状態や葉の状態で水のやり時などを判断できるようになってきたこともあり、次第にストップ。日記は2013年半ばでとまってしまったのでした。

生活環境の変化

日記がストップした理由はそれだけではありません。私のライフステージの大きな変化です。子供が生まれました。生活が一変しました。昼なんだか、夜なんだか分からなくなるような毎日。産後は、日本から家族がサポートしに来てくれました。植物の世話にまで手が回らない私にかわって、植物に水をあげてくれました。

ようやく落ち着いてからも、水やりはまだしも、バラの葉にハダニが付いても、以前のように頻繁に葉水をすることは困難に。殺虫剤は、子供や犬がいるから、できれば避けたい。気が付けば、バラの木は虫食いでボロボロになっていました。我が家のベランダにおける植物スペースはもともととっても狭い。だから植物の数だって決して多いわけではないのだけれど、植物の種類によっては、ケアがたくさん必要な植物とそうでない植物がいたのでした。ケアが行き届かなくなってから、元気な植物とそうでない植物に如実な差が生まれてきたわけです。

以下、これまで私が育てた植物について、ケアが大変なものとそうでないものをまとめてみたいと思います。

ケアが大変な植物:バラ

ケアが大変な植物、それは、ダントツで、バラです。

バラは強い植物です。放っておいても、滅多には枯れません。ですが、綺麗な姿を維持し、定期的に多くの花を咲かせようと思うと、地道なケアが大切になります。特に我が家のように、犬や子供がいるから殺虫剤は使いたくない、育てるのは小さなベランダの鉢のうえ、となると難易度が一気に増します。

肥料の加減が難しい

まず、綺麗な花を多く咲かせるには、肥料のやり時が重要です。うちでは、冬の植え替えの際に、土に固形肥料をまぜ、その後は液体肥料を定期的にあげるパターンでした。ですが、液体肥料のやり時を誤ると、つまり、蕾が付いているのにうっかりあげてしまうと、蕾から緑の蕾が出てくる、いわゆるブルヘッドの状態になってしまう。また、肥料は、あまり頻繁にあげてしまうと、ウドンコ病になりやすくなったり。逆に、肥料をまったくあげないでいると、葉がクロロシスになったり。本当に加減が難しい。

ボーリング現象は切ない

また、蕾が付いたら付いたで、うっかり雨に降られて蕾がぬれようものなら、ボーリング現象が起こって、蕾は一生蕾のまま頑なに咲くのを拒否されてしまう。目の前に蕾があるのに決して咲かないというのは、結構切ないものです。

虫を制するものがバラを制す?

ハダニ

そしてベランダのバラの最大の敵は、ハダニです。我が家は集合住宅で日本でいう5階相当の場所に位置するので、下から虫が上がってくることはあまりありません。ですが、乾燥しがちなベランダの植物はハダニの絶好の餌食になります。夏場は特に、霧吹きで水を葉にかけて、水圧でハダニを落とすと共に、葉を湿らせて乾燥を防ぐ、いわゆる葉水を毎日のように行なっていました。これをすると一時的にハダニは消えるのですが、何日かするとまた現れます。ですが、これを継続的に行うことで、葉を緑色に保つことができるので、ハダニに食べられて葉が白っぽくなり光合成を遮られるという事態が防げるので、地道な対処法なんですね。ですが、これも、時間がなくなり毎日葉水をすることができなくなると、途端に悲劇が訪れます。ハダニにやられ続けたバラは見るも無残。バラは強いから、ハダニで枯れるっていうのは相当酷くやられない限り大丈夫ないんじゃないかと思うのですが、葉が殆どなくなるので、株の成長は止まるし、花の季節になっても蕾の数が激減します。葉水をする時間がなくなったバラは危険信号です。もちろん、ハダニ用の薬剤を使うというのも手です。ですが、薬剤は耐性ができるし、やはり少し経つとまた、ハダニは発生しますが、毎日葉水をする手間よりはいいかもしれません。もっとも、ご近所さんのベランダもすぐそばにあり洗濯物が干してあるなんていう場合や、子供や動物がいる家庭の場合、薬剤を使うのには抵抗があるかもしれません。この場合は、葉水の一択です。水に牛乳やコーヒーを混ぜて、葉水をするとハダニが窒息するなんていう手もありますが、これは、ベランダにはオススメしません。臭いがキツイです。

蛾の幼虫

蛾の幼虫も強敵です。たぶんと書いたのは、一体成虫がどんな姿なのか分からないのです。ですが気が付けば、緑の毛虫がバラの葉を食いちぎっています。蛾の幼虫は見つけたら、取る。地道な戦いです。取っても取っても、やってきます。この毛虫のお母さんがどんな姿をしているのか1度見てみたかったのですが、その願いは叶いませんでした。

アブラムシ

そして春先は、それに追い討ちをかけるかのようにアブラムシが襲ってくる…。アブラムシは、基本的に、セロテープでくっつけ作戦です。取り切れないところは、ピンセットで取るのもあり、手で取るのもあり。てんとう虫を株に放つとアブラムシを食べてくれるという方法もありますが、てんとう虫を探すのが一苦労だったりして。一度、近くの公園で捕まえたてんとう虫を株に放ってみたのですが、アブラムシはごっそり残して、てんとう虫だけいつの間にかいなくなっていました。アブラムシはお気に召さないてんとう虫だったのかな。

あとは、時折、バラの葉の一部を綺麗に切り取る蜂、バラハキリバチも到来していましたが、ハダニやらに比べれば、可愛いものでした。つまらないものですが、葉っぱでよければ切り取ってください、みたいな。

環境に適したバラを選びましょう

こうしてハダニと毛虫とアブラムシのトリプルコンボで、気が付けばバラは見るも無残な形に。今までは攻撃を受けてもコマめに取り除いてきたため、無残な姿になっても数ヶ月で復活していたのですが、今回はコマめさが行き届かず、復活する前にまたやられるを繰り返し、泣く泣くバラさんとはサヨナラをすることになったのでした。でも、4年間のバラとの共同生活は良い思い出になりました。美しいたくさんの花を咲かせてくれたバラさん、ありがとう!

ここで追記したいのは、バラといっても、様々な種類があるということです。私の育てていたのは、ルイーズ・オディエというブルボン系のオールドローズでした。市井に出回るバラの多くは、ハイブリッドティーという、オールドローズが改良された四季咲きタイプのものです。害虫に強い種類も多く出回っていると思います。なので、バラが一概に全て大変とは言いきれないと思います。でも、他の多くの植物よりは大変な気がします…。

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