私がAmazon Fire TV Stickを返品した理由

デジタル製品
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さて、Google HomeなどのAIスピーカーは、21世紀のラジオ的に耳から情報を収集するのにとっても便利なガジェットです。さらに、テレビやエアコンなどの他の家電とリンクさせればもっと便利なものになるかも。そんな風に思いながら、少しずつ我が家でも、Google Homeで一体どんなことができるのか探りつつある状態です。

一方で、Google Homeよりも少し前にうちにやってきたのが、AmazonのFire TV stickでした。しかし、このFire TV stickは2ヶ月も経たないうちに返品されることとなったのでした。今回は、その理由を記事にしたいと思います。

(2018年8月1日 追記) 今年、再びAmazon Fire TV Stickを購入したところ、以下に記述したことの多くが改良されていました。詳しくは下記の記事をご参照くださいませ。

リベンジ!Amazon fire tv stickを再び購入して驚いたこと【改良!】
去年の今頃でしたが、一度購入しておきながら、最後は返品してしまったAmazon Fire TV stick。その時の理由は以下の記事に書きました。 一度返品しておきながら、1年経った今、再度購入してしまった私。すると意...
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Amazon FireTVstickが家に来た

Amazon FireTVstickを購入したのは、2017年10月のこと。もともと購入した理由は、家のテレビでオンラインのビデオサービスを視聴したいという理由でした。

これが当時、注文して届いたパッケージです。

中を開けるとこんな感じ。

箱には、ざっとこんなものが入っていました。

これらを組み合わせてテレビに接続すると利用開始!使用法は至って簡単!

Amazon FireTVstickでできること

Amazon FireTVstickでは一体何ができるのでしょう。

まず、メインの利用法はズバリ!

Amazonプライムビデオを見る

これに尽きます。Amazonプライムビデオをメインで利用している人にとって、Amazon FireTVstickはめちゃくちゃ便利です。スマホやパソコンから接続することなく、FireTVstick単体でビデオを楽しむことができます。テレビのチャンネルがもう1つ増えたような感覚。

しかも、スマホなどで見るのと違って、どんなコンテンツがあるのかが大画面で見るのでビジュアル的に分かりやすい。あぁ、こんなビデオも見られるんだ~、とAmazonプライムビデオで見られるコンテンツを再発見できたりします。

Amazon プライム会員のスゴイこと

改めて言うのも何ですが、Amazon プライム会員ってオトクな制度だなとつくづく思います。月400円の会費(月払いの場合、4000円の年会費だと1ヶ月333円)で、商品を注文すれば翌日届くし、聴き放題の音楽サービス(プライムMusic)、読み放題の電子本サービス(Prime kindle)、視聴し放題のビデオサービス(プライムビデオ)、があるのですから。

音楽と電子書籍に関しては、プライム会員向けの聴き放題・読み放題サービスの上に、有料のunlimitedのサービスがあるのですけど、unlimitedにしなくても、そこそこたくさんのコンテンツを楽しむことができます。

一体どんなサービスがあるのかイマイチ想像のつかない方は、1ヶ月無料でプライム会員に登録できるので一度試してみると良いかもしれません。気に入らなかったら、無料期間内に解約してしまえば、料金はかかりませんよ(^^)。プライム会員のサービス自体(ビデオ、音楽、電子本)は、普通のスマホやパソコンからも利用できます

Amazonプライム会員30日間の無料お試しはこちら

繰り返しますが、Amazon FireTVstickがとりわけパワーを発揮するのは、Amazonプライムビデオの視聴です。プライムビデオサービスを多く利用する人にはイチオシのツールだと思います。

もちろん、Amazon FireTVstickでは、Youtubeのビデオを閲覧することも可能です。今年の年末には、Amazonの端末でYoutubeが見られなくなる?という騒動がありましたが、何とか話がまとまったのか、いまでも、Youtubeビデオは見られるようです

私がAmazon FireTVstickを返品した理由

一方で、私はこのAmazon FireTVstickを既に返品しちゃってるんですね。

満足だったはずではないの?

なんで?

なにがいけなかったの?

Google play ムービー&TVが見られない

Youtubeの一件でも分かる通り、もともとAmazonとGoogleは仲がよくありません。実際、Google HomeはAmazonのサイトで検索してもほとんど出てきませんし、つい最近まではChromecastも見かけませんでした。

その影響か、AmazonのFireTVではGoogle playムービー&TVのサービスを使うことができません。

同じFire端末でも、タブレットのFire端末の場合は、ちょっとした裏技で、Google Playアプリをインストールすることができるので、Google Play経由で、Google Playムービー&TVのアプリをインストールして利用はできるんです。ですが、仮にタブレットやスマホで利用できたとしても、それをFireTVに映し出す方法がないんです。

こんなことを言うと、「別にいいじゃん。Amazon にはプライムビデオがあるんだから、Google Playムービーなんか使わずに、Amazonから購入しなよ」と思われるかもしれません。確かにそうなんですが…。

MovieNEXのアプリ

ところで、AmazonやGoogleではなく、ディズニーのMovieNEX Clubというものがあります。MovieNEXとは、

MovieNEX(ムービー・ネックス)は、ディズニーが日本市場において独自に定義するパッケージ商品で、Blu-ray Disc、DVD、携帯端末で再生できるデジタルコピーのダウンロード権、MovieNEXワールド(作品に関する様々な体験が楽しめる進化型コンテンツ)へのアクセス権を含めたパッケージ(Wikipediaより)」

なのですが、このサービスの1つに、「デジタルコピー」というのがあります。

これは、対象となるディズニーのDVDやブルーレイのディスクを購入して、ディスクに付属のMagicコードをWebページで入力すると、同じコンテンツをスマホのアプリで閲覧できるというものです。

これは、出先でいちいちDVDディスクを持ち歩く手間が省けるのでとっても楽です。最近では、デジタル配信の映画を購入してしまえば、DVDを買う必要はないのですが、プレゼントでDVDをいただいたりもするので、そういう時は、このMovieNEXのデジタルコピーは便利だったりするのですね。

そして、このMovieNEXのサービス、Magicコードを入力して登録する際に、アプリで再生するプラットフォームを、「Google play ビデオ」と「Niconico」のいずれかから選ばないといけないのです。一度、選んでしまうと、別の方には変更できないので、注意が必要です。

そして、Amazon Fireとの関係なのですが、Niconicoで登録していれば問題なく再生できるのですが、Google Playビデオで登録していると、どうがんばっても、Amazon Fire TV経由で再生することができないのです。

2019年12月18日追記
別記事でも書きましたが、現在はAmazon FireでもYoutubeアプリが普通にインストールできるようになっており、MovieNEXで登録したコンテンツはユーチューブのアプリから、ライブラリ→購入済みで何のストレスもなく見ることが可能です!

なので、Amazon Fire TVを使用する予定があって、MovieNEXに登録する場合は、Niconicoで登録する方がいいです。

私は、もともとGoogle Playで登録していたので、日本の実家にいる間、MovieNEXの動画がテレビで再生できなかったのは、地味にマイナス点でした。

ミラーリングができない

そして、意外や意外、Amazon Fire TV Stickでは、ミラーリングができないのです。ミラーリングとは、スマホやタブレットの画面をテレビに映し出す機能です。

どうやら、第3世代のAmazon Fire TVからミラーリング(Miracast)機能が搭載されなくなったよう。なので、どうあがいても、Google Play Videoの内容をスマホやタブレットから、Amazon Fire TV Stick経由でテレビに映し出すのは無理となったのでした。

どうしても、スマホの画面をテレビに映したい場合は、Google Chromecastか、こういう変換ケーブルが必要になります。

とはいえ、こうした理由で、Amazonが私の返品に応じてくれるとは思えないですよね。しかも、購入して2ヶ月が経過した商品を、ハイそれと返品&全額返金とはいかないですよね。ではなぜか…

私の環境では音声認識が効かない

そうなんです。一番の理由は、私の環境では、Fire TV Stickの音声認識が効かない、ということでした。

しかも、それに気づくのに2ヶ月かかったのです。

最初に、音声認識を試した時は、もう全然ダメで、私が何を話しかけようが、全て無視。ひどいなー、これは音声認識ってレベルじゃないよな、と思って、その後は音声認識の機能を使うことは一切ありませんでした。

で、2ヶ月が経過したころ、巷でAIスピーカーがテーマになって、AmazonもAIスピーカーAlexaを発売するというではありませんか。その時に、「えっ、あのヒドいレベルの音声認識が搭載されてるの?」って疑問に思ったわけです。で、いろいろ調べた所、どうやら一緒らしい、と。

ということは、私が使っているダメダメの音声認識機能の付いたFire TV Stickは不良品なんじゃないかと思ったのです。

さっそくカスタマーサービスセンターに連絡してみました。そして、症状を話しました。具体的には、「音声認識がまったく使えない。音声認識機能を立ち上げると、Fire TV Stickが固まってネット回線が途切れてしまう」ということを。

すると、少数ではあるけれど、そういう症状が報告されていて、それは、特定のネットワークやテレビに接続された環境下で起こるらしく、現時点(2017年12月)で、原因は分かっていない、他の端末に変更しても同じ症状が起こるだろう、というのです。

というわけで、返品手続きをして、購入代金も全額戻ってまいりました。その手続は、迅速で、きちんとしていたので、こちらとしても非常に有難かったです。今でも、Amazonのプライム会員は継続していますしね。

Amazon Fire TV stickは、Google Playビデオと音声認識が使えない以外は、とっても使い勝手は良くて、Amazonプライムビデオを楽しむにはぴったりの端末だったので、少し残念でした。私の環境が少し違えば、すごく楽しい製品だったと思います。

 

(2018年8月1日 追記) 今年、再びAmazon Fire TV Stickを購入したところ、上に記述したことの多くが改良されていました。詳しくは下記の記事をご参照くださいませ。

リベンジ!Amazon fire tv stickを再び購入して驚いたこと【改良!】
去年の今頃でしたが、一度購入しておきながら、最後は返品してしまったAmazon Fire TV stick。その時の理由は以下の記事に書きました。 一度返品しておきながら、1年経った今、再度購入してしまった私。すると意...

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