VPSはConohaに決めた理由

前回の記事では、業者のVPNサービスを利用する代わりに、VPSサーバーを契約して自前でVPNサーバーを立てようと思いついたことを紹介しました。

VPN業者を使わずに、VPNを利用する方法
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今回は、実際にVPSサーバーの会社をどこにしようかと考え、決め手となった点、などについて書いていきたいと思います。



VPSサーバーをConohaにした理由

さて、VPSの会社どこにしようかなぁと迷ってみたわけですが、いろいろ検討した結果、今回はConoha VPSにしてみました。

その際に考慮した点を以下、挙げていきます。

サーバが日本にある

どこの国にサーバがあるか、これはとても重要な要素でした。

なぜかといえば、TverだったりAmazonプライムだったり、日本国内限定のサービスをVPSを介して利用したいわけですから、サーバーは確実に日本にある必要があります。

Conoha VPSの場合、VPSのサーバーは、日本国内(東京)、アメリカ(サンノゼ)、シンガポールの3か所にデータセンターがあり、契約する際にサーバーのロケーションを選べるようになっていました。なので、今回は日本を選択できたわけです。

何といっても回線速度

さらに大切なのは、回線速度です。ストリーミングのビデオを閲覧するわけですから、速度が速い、つまりサーバーが設置されているバックボーンが太くって安定しているっていうのは重要です。自宅のパソコンでVPNの設定をするのでなく、VPSサービスを使う理由の一つはまさにこれなわけですから。

ただバックボーンがどんだけ太いか、他のユーザーとどの程度共有されているのかは分かりにくいし、公表していないことが多いです。なので、実際は自分の環境での通信速度を測定して判断する感じになるのでしょう。

Conoha VPSの回線速度については、ホームページのFAQにて、

インターネット   100Mbps共有

プライベートネットワーク 1Gbps共有

物理ネットワークは、10Gbpsの環境になります。なお、共有回線のため他のVPS環境に影響が発生するようなトラフィックの場合には、 制限をさせていただく場合がございます。

とありました。

まぁ、実際どんな速度が出るかは自分の環境で試してみないと何ともいえませんが、悪くない数字ではないでしょうか。というわけで、条件クリア!

値段は安く!

また、自前でVPNサーバを立てるからには値段にもこだわりたいです。

目下のところ、新規に契約するVPSサービスではVPNサーバとしての利用のみを想定しています。なので、月額料金が高くついてしまうならば、巷の業者が提供しているVPNサービスを契約した方がお得じゃん、となってしまうのです。

この点、Conoha VPSの場合、一番安いプランだと

  • メモリ512MB
  • CPU1コア
  • SSD20GB
  • 初期費用無料
  • 最低利用期間なし

この条件で、お値段は

月630円(1.0円/時間)

税込みだと月680円になります。

他のVPNサービスよりコスパが高い

今回、VPSサーバーを使って利用したいのはVPNサーバーの構築です。VPNといえば、すでに出来あがってるサービスを既に多くの業者が提供しているわけですから、そこよりも自前の方がお得、でないと意味がありません。

巷の業者のVPNサービスの月額料金と比較すると、月額料金630円よりも安いところは確かに、海外のVPNサービス等に存在します。ですが、動画を見るにはスピードが耐え難いレベルだったり、主要サイトからブロックされがちだった、というのが経験上ありましたので、それよりも良いのではないか、と。

他のVPSサーバーよりコスパ&回線速度が早そう

また、他社のVPSサーバーのサービスとも比較してみました。VPSサーバのお値段というのは、どこも似通っていて、だいたい512MBのメモリだと税込みで700円弱のプランであるのが大半です。その中で回線速度の比較を公開されているサイトさんがありまして…

VPS比較2018年版:ベンチマーク:Vultr/WebArena/お名前/カゴヤ/Conoha/さくら/Serversman/GMO/Digital Ocean/Linode

こちらを見ると、Conoha VPSは早いのかな、と考えた次第です。

また、初期費用がゼロというのは、Conoha VPSの大きなメリットであります。

あえてデメリットを挙げてみる

とはいえ、ConohaなどのVPSサービスを使って自前のVPNサーバーを構築することのデメリットがないわけではありません。念のためデメリットも挙げておきます。これは、ConohaのVPSだから、というよりは、VPSサービスを契約して、自前でVPNを構築するデメリット、ですね。

1か所にしかアクセスできない

通信にVPNを経由する理由として、セキュリティと匿名性が大きくあります。

公共のWifi回線を利用する際に、そのまま利用してしまうと安易に自分のPCやスマホへの侵入を許してしまうのを防ぐためにVPNを経由するという用途です。さらに、どこからアクセスしているかを分からなくするために、VPNを経由するということもあるでしょう。

多くの業者のVPNサービスでは、複数の国、サーバーからのアクセスを許しています。つまり、一度一つの業者と契約してしまえば、気分に応じて、本日は東京から、明日はニューヨークから、あるいはシンガポールから、などと、好きな国のサーバを経由して利用ができるのです。日本の業者だと、Interlinkが「セカイVPN」というサービスを提供しているのが、その一例です。

VPSで自前のVPNサーバーを構築となると、こうはいきません。

東京にあるVPSサーバーを契約したら、アクセスはずっと東京にある特定のIPアドレスからになります。Conoha VPSでは、東京のほかに、アメリカとシンガポールにもサーバーが設置されていますが、アメリカやシンガポールのサーバーを利用したい場合は、別途新規で契約しないといけません。

複数国のVPNサービスを利用したい場合は、Interlinkの「セカイVPN」などの巷の業者のサービスを利用する方が、お値段的にはオトクになります。

一方、日本のメディア・コンテンツサービスを利用するためにVPNを使う、というように1か所にアクセスできれば十分という方なら、自前でVPNサーバーを立てる意味があると言えるでしょう。

知識がないとキツイ

また、これも分かり切ったことではあるのですが、VPSを契約して自前でVPNを構築するためには、最低限のLinuxに関する知識が必要です。これは私にも欠けていることです、ハイ(汗)。

後日、自分でやってみて気づいたのですが、もうどっかの宗教の経典を写経するみたいに、誰かさんの真似をして、エイヤーでVPNサーバーを構築することはできるんですが、トラブル時にめっぽう弱いです。自分で解決できないので(-_-;)。

実際私も、一度、変な設定をイジってしまって、どうにもこうにも元に戻らなくなって、VPSサーバーを解約してゼロからやり直しました。プラスの費用がかからずに、こういうリセットができるのもConoha VPSのうれしいところではあります。

ただ、自分で設定したということは、何かトラブルが生じた際も自己責任…、となってしまうところは注意しておきましょう。

まとめ

以上、私がVPSサーバーの契約をしてVPNサーバーを立てるためになぜConoha VPSを選択したかについて書いてみました。

月々680円(税込み)で、早い回線速度で自分だけのVPNサーバを立てて、通信のセキュリティを高めながら、Amazon プライムビデオやTverなどの日本のメディアサービスを海外からも利用する、これができるなら、Conoha VPSはピッタリのサービスじゃん!と。

その野望に向けていよいよ動き始めました。

Conoha VPSと契約したら(とっても簡単、Web上であっという間に手続き完了)、CentOSをインストール(これまたとっても簡単)、というわけで、次回はいよいよ、実際にVPNサーバーを設定していきます。



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