多肉植物って小さいからかさばらないし、お値段もお手頃なものが多かったりして、買う予定はなかったのに、ついっていう衝動買いに走りがちな植物だと思います。本日は、そんな衝動買いの結果のお話です(下に続く)。
花屋の店頭で大セールと勘違い
先日、家族3人で街を散歩していたら、日曜日なのに開いているお花屋さんがありました。ちょうど母の日だったので(スペインでは5月の第1週が母の日です。日本より1週間早いんですね)、お花屋さんが特別に店を開けていたのでしょう。
店員さんがいたので、おいくらですか、と尋ねると、一鉢50セント(70円相当)と聞こえた気がしたので、えーお買い得!とテンションマックスになり、5鉢ほど選びました。
5鉢買っても2.5ユーロ(300円相当)なんて美味しすぎると思って、お会計をしようとしたら、7.5ユーロ(1000円弱相当)と言われました。どうやら、私が聞き間違えてただけで、夫も最初から一鉢1.5ユーロ(200円弱相当)と聞いてたらしい。
でも、もう掴んでしまった鉢たちなので、これも何かの縁と思い、購入することにしました。母の日だったので、夫が買ってくれました。別に私は夫の母じゃないんですけどね。
まぁ、細かいことは置いておいて、突如私の衝動買いのため、5株ほどわが家に新入りがやってくることになったのでした。
新しい多肉植物の顔ぶれ
こんな顔ぶれです。我ながら素敵な顔ぶれ、なんて思ったりして。
ただ、一つ問題が…。
名前が全て分からないんです。
普通の園芸店の店頭にドサ~って置いてあった多肉たちなので、当然名前など付いておりません。サボテン・多肉専門の通販などで買うと名前で指定買いできますけれど、街の花屋さんですからね、仕方ないですね。日本だったら、百均のお店で買っても名前がきちんと書いてありそう。スペインは、やはりアバウトです。
でも、名前、気になる。
せめて、ハオルチア属とか、エケベリア属とか、属レベルで構わないから、分かったら良いなぁと思うのですが…
多肉の名前ってどうやって調べる?
電子書籍
まず、手元の電子書籍の多肉図鑑を見てみます。「多肉植物の名前」400がよくわかる図鑑
ネットの多肉図鑑
ネットで多肉図鑑というのもあって、そこからある程度名前を知ることができるケースもあるのですが、属名や名前から検索する形になるので、姿形しか分からないという場合は結構苦戦します。なんの名前から検索すればいいのかね、となる。
携帯アプリを望む
携帯のアプリとかで、植物の写真を撮影したら、パッと名前を教えてくれるようなサービスがあったらいいのになぁ。
紙の図鑑も一冊欲しい
今、本気で更に詳しい植物図鑑をゲットしてしまおうか考え中です。電子書籍もいいけど、図鑑はやっぱり紙のバージョンも一つ手元にあると便利かなと思うので。
新しい多肉さんたちの名前については、まったりリサーチして行きたいと思います。
新入り多肉を一つずつ観察
ここからは、新しい多肉植物さんを一つずつ見ていきます。
恐竜みたいな多肉植物
こちらは、ハマミズナ科フォーカリア属の一種だと思われます。四海波、厳波、など波の付く名前が多いようです。ハマミズナ科は冬生育型です。この中では、唯一の冬生育型なので、本当は一緒の鉢にしない方がいいんだろうなぁ。こちらは、時期を見て、独立させる可能性大ですね。3歳の息子がこの多肉を見て、「恐竜みたいな歯があるから怖い。この多肉はEvil(悪)だ」と言ってました。なぜか、「悪」という言葉は日本語でもスペイン語でもなくて、英語で言う息子。とにかく、そう映るのねぇ。
ほんのりピンクのローズ型多肉植物
こちらは形からいって、ベンケイソウ科エケベリア属でしょう。女雛という多肉に似ているな、と個人的には思っています。夏生育型ですね。わが家のエケベリアはみな、すぐに大きくなっているので、この多肉さんもすぐに大きくなるかもしれません。
赤紫で葉がペラペラな多肉植物
この辺から名前が怪しくなってきます。最初は、エケベリアの一種かと思ったのですが、すごく葉がペラペラなんですよね。多分、ベンケイソウ科センペルビウム属(Sempervivum)の一種なんじゃないかと思うのですが、あまり自信はありません。パープルライトや雪牡丹に似ている気がします。でも、こちらガッツリ赤紫なんですよね。案外下から茎がニョキッと伸びてきて、アエオニウム属の黒法師になるっていうオチだったりして。
ところで、センペルビウムってアルファベットを見て気づいたのですが、Semper (いつも) vivum (生きてる)って意味なんですね。スペイン語でも、Siempre vivoと言いますので、さすがラテン語から派生した言語なだけあって似ています。だから、和名で、万代草(バンダイソウ)、トキワソウと言われるのは、「常に、永遠に生きている」という意味から来ているんでしょう。センペルビウムは、寒さに強い品種だそうです。寒さに負けずに生きるから、「いつも生きてる」多肉と言われるのかもしれません。
緑で細長いプリプリの多肉植物
こちらはよく見る多肉植物ですよね。すごいメジャー感が漂っているんですが、やはり名前が分かりません。
形からして、ベンケイソウ科セダム属の一種かな、と思い、たとえば、乙女心や銘月に似ている気も。ただし、先端部分はピンクではないんですよね。あるいは、ベンケイソウ科パキフィツム属の千代田の松、東美人あたりに似ている気も。少し成長を見てみます。
新しい葉の色が違う多肉植物
最後は、こちら。うーん、正直お手上げです。新しく生えてくる葉の色が黄色やピンク色を帯びているので、特徴的な多肉だと思うのですが、これは本当に分かりません。調べてみて、分かりましたら、またご報告したいと思います。
追記:こちらの多肉植物ですが、インスタグラムのフォロワーさん(私もフォローしてるから、フォローさん?)に、桜吹雪、と教えていただきました。アナカンプセロス属という、また新しい属の多肉植物です。
さて、これらの多肉植物を一つの鉢に寄せるわけですが、それは次回の記事にてご紹介したいと思います。
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