早生まれだけど、幼稚園は大丈夫?

日本では、もうすぐ新学期が始まるという時期でしょうか。早生まれのお子さまをお持ちの親御さんの中には、きちんと幼稚園でついていけるか不安な方もいらっしゃるかもしれません。実は、我が子も現在住んでいるスペインで早生まれになります。本日は一足早く、早生まれで9月から幼稚園生活を送っている我が家の事情を紹介します(下に続く…)。

早生まれとは?

日本でいう「早生まれ」とは、1月~3月(厳密には4月1日まで)に生まれた子のことを指します。月齢的には一番遅いのに、なぜ早生まれなのかといえば、生まれ年でいえば、一年上になるので早いということらしいです。

こちらスペインでは9月から新学期が始まります。一方、学年の区切りは1月~12月なので、9月~12月生まれの子どもたちは3歳に満たない時点で幼稚園の年少に入園となります。スペインで早生まれといえば、9月~12月の子たちなんですね。スペインで早生まれという言い方はありませんが、12月生まれのお子さんの親は特に気にする場合が多いです。

うちは、出産予定日は1月だったのですが、予定日より5週早い早産で12月に生まれたので、学年では一番小さい子の一人になります。しかも、9月から入園だったので、2歳9ヶ月から幼稚園に通う羽目になりました。

どうして早生まれだと心配なの?

どうして早生まれだと心配かといえば、いくつか理由があります。

成長に1年の差

たとえば、日本の幼稚園で、同じ学年の4月生まれの子と翌年3月生まれの子では、成長に約1年の差があります。自分の子どもの1年前の状況を思い出しても分かるとおり、小さい頃の1年の差というのは大きいです。

話せる言葉の数も違うし、3歳になったばかりではオムツも取れていないかも。身長も体重も差があるだろうし、運動能力だって違ってくる。1年近く差がある子と一緒で、果たしてクラスに付いていけるかしら、と不安になるわけです。

学力やスポーツで将来的に不利?

アメリカや日本など、様々な国の調査では、学力やスポーツの面で早生まれの子どもが不利という結果が出ています。

しかも、この差は大きくなっても縮まらず、学歴でも差が出てきて早生まれの子は4年制大学の卒業率が低いんだそうです1

また、プロのスポーツ選手でも、特にグループ競技のスポーツにおいて早生まれの割合は低いのだとか。

こんなこと聞いたら、なんだか不安になっちゃいます。

実際、どの程度影響がある?

早生まれの私の経験から

とはいえ、何を隠そう私自身も2月生まれの早生まれだったんです。だから、早生まれの子どもの苦労はある程度は分かっています。どの程度影響があったかも身を持って知っています。

自分の経験から言えば、この早生まれの差を感じていたのは、スポーツ面では小学1年まで、学力では小学2年までです。それ以降は特に感じることはありませんでした。

私は幼稚園は年長の1年間しか行っていませんが、幼稚園の劇では主役になったことはなく端役だった記憶があります。早生まれの子は体格が小さい場合が多いし、幼い頃はとりわけリーダーシップを取りにくいです。

スポーツ面

スポーツでは、幼稚園の運動会はちっとも楽しくなかったです。リレーはいつも断トツでビリでした。ですが、小学2年から、徒競走に強くなりました。バスケットボールなどの集団競技も小学3年ごろから楽しめるようになりました。その後、小学高学年や中学の運動会のリレーではアンカーも務めましたし、中学では陸上部でした。球技も苦手意識はなかったです。プロのスポーツ選手レベルには程遠かったですが、他のクラスの子達より劣ることはなかったです。

学力面

学力は、小学1年のころ、他の子より計算するのが遅いと感じていた記憶があります。文字を書く練習を始めたのは小学1年からでしたが、幼稚園の頃から文字の読み書きをしていたら、他の子との差を感じたかもしれません。

ですが、算数は小学3年になり、他の子たちが分数の足し算等で理解が難しくなってくるころに伸びはじめて、小学5年からは勉強が面白いと思えるようになりました。

どういう対策ができる?

自他の偏見を生まない

早生まれの子でも、小学校入学時~低学年が終わる頃にはその差はなくなっていくようです。私自身も体感してきました。

ですが、それでも調査結果で早生まれが不利と出てくる背景には、早生まれで能力差の残っている時期に生じる自他の偏見が影響しているのかなと思います。

月齢の差が無くなる前に、勉強やスポーツに対して、「自分は他の子より劣る」という劣等感や、「親や先生に怒られるから嫌だ」という苦手意識や嫌悪感ができてしまうと、自ら努力を諦めてしまったり、自分の立ち位置を勝手に決めてしまう可能性が出てきます。

エリートを発掘したい、育てたいと思っている周囲も、最初から出来の良い遅生まれの子に関心を向けがちになり、そちらを熱心にトレーニングしてしまうかもしれません。

なので、早生まれの子の周囲ができることとしては、幼少時に

  • 他の子と比較して落ち込む状況をなるべく作らない
  • 他の子と同じようにできなくても叱らない
  • その子のペースで着実に成長できていれば良しとする

といったことが大事かなと思います。

実際に入園してみて

うちの子も、スペインでは早生まれ。9月始まりで既に8ヶ月が経ちました。早生まれの影響があったかといえば…はい、です。

今は、3歳4ヶ月ですが、オムツはまだ完全に取れていません。うちの場合、トイレトレーニングがどツボにハマっているのは心理的要因が大きくて、早生まれはあまり関係ないかもしれませんが。

また、幼稚園で行なう工作やワークも、実際何をやってるのかさっぱり分かってなさそう感が満載です。うちの場合、早生まれに加えて言語の違い(カタルーニャ語で授業)という壁もあるので余計に、ですね。

ボタンをかけたり、スプーンで食べたりといった手先の器用さもまだまだなので、心理的負担を減らすためにも、昼食は家で食べさせて(スペインでは昼食は家で食べるか、学校で食べるか選べます)、午後(15~17時)は幼稚園には通わせていません。

まだ3歳だし、他の子と同じ行動を強いるよりは、自分の子にあったペースで幼稚園と付き合うという距離感を保っています。これが正しいのかどうかは分かりませんが、早生まれでも、言葉の違う環境にいても、なるべく負担にならない方法を選択しています。

スポンサーリンク
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

フォローする

スポンサーリンク
error: Content is protected !!