今回は、初めてクラウドファンディングKickstarterを利用してRaspadという製品をポチッてしまったというお話です。
クラウドファンディングって?
Kickstarterというのは、クリエイティブなプロジェクトを支援するためのクラウドファンディングサイトです。Indiegogoと並んで、アメリカの2大クラウドファンディングサイトの1つです。
クリエーターの新しい資金調達手段
ホームページには、映画、ゲーム、音楽、ITガジェット、洋服、など、クリエイティブ満載の多岐にわたる素敵なプロジェクトがたくさん掲載されていて、サポートしたいなと思うものがあったら、プロジェクト実施者(クリエーター)に対してお金を払います。
お金を払う人は支援者(バッカー)、お金を支援することは約束(プレッジ)と呼ばれています。
お金が目標額を達成した場合、そのプロジェクトは実施され、その対価として自分が支援した金額に応じたモノ(リワード)をもらえたりするわけです。
クリエーターもバッカーも、様々な国にわたっていて、出来上がった商品(リワード)を送ってもらう場合、送付国によってプロジェクトごとに送料も変わってきます。
Kickstarterの仕組みについては、こちらのサイトが上手く説明されていました。
リスクはあります
商品が送られてくるので、一見ECサイトのようにも思えます。
しかし、新規のプロジェクトを支援するため、プロジェクトは成立したものの、その後何らかの理由でプロジェクトが頓挫してしまって、お金を支払ったのに商品が届かないというリスクも少なからず発生する点には注意しておかないといけません。
中には詐欺まがいのものもあるみたい。
ラズパイ用のタブレットRaspad
私はこれまで、たまにサイトをチェックして、面白いプロジェクトが気になったこともあったのですが、実際に利用することはありませんでした。
そんな折に見た記事がこれ。
ラズパイ用のタブレットがKickstarterのプロジェクトになっていたんです。その名もRaspad。
(Kickstarterより)
私が惹かれたのは、
- 10.1インチのタッチパネル式IPSディスプレイ
- 3時間持つバッテリーが内臓
- ステレオスピーカー
まで付いている点でした。
タブレットといいつつ、結構太さはありそうな感じなので、IpadやAndroidのタブレットみたいに気軽に持ち運ぶというよりは、作業用みたいな感じかなと思うのですが、わざわざモニターやコンセントにつながなくても良いのは魅力的。
コスパが良さそう
値段的にもラズパイが付いていないバージョンで、1万5千円前後。ラズパイ付バージョン(新モデルの3B+)で2万円強、という感じ。
単体で10.1インチディスプレイを買うだけでも、1万円くらいしますので、バッテリーやスピーカーが付いての値段なら、比較的リーズナブルかなと思いました。内容的にも実現可能な感じだし、大丈夫かなぁと。
追記)
Kickstarterのプロジェクト期間は既に終了していますが、2019年1月現在、Raspadの購入は、私が見た通り以下の方法があるようでした。
Kickstarterのページはこちらです。
コミュニケーションは英語なので注意
Kickstarterはメニュー等は日本語になっています。Indiegogoは日本語対応していませんが、日本からでも申し込めます。登録の仕方等は、ググると様々なサイトで解説されてるかと思います。
ただし、Kickstarterにせよ、Indiegogoにせよ、プロジェクトを実施している海外のクリエイターとのコミュニケーションは英語になるので、やはり何かあった時に、英語でコミュニケーション取るのが無理という方はやめておいた方が無難かなと思います。
あえて今紹介した理由
Kickstarterでのプロジェクト期間は終わっているのに、何で今頃こんな記事書くの?と言われればそのとおりなのですが、やはり自分が申し込みはしたものの、その時点で、どうなるか分からないプロジェクトをブログ等で紹介するのは抵抗があったわけです。
最近では仮想通貨のICOが流行っていますが、あれもリスク高い金融商品みたいなものですからね。自分が人柱になるならまだしも、気軽に人に勧めるにはちょっと…っていうのと少し似てるかな。
とはいえ、最初のリンクにあったCnetの記事が書かれた時点で、目標額を上回る資金を集めていたので、まぁ大丈夫だろうとは思ったのですが、疑い深い性分でありまして(^_^;)。
でも、Kickstarterで支援を行なった後も、クリエーターの方からEメールで頻繁にプロジェクトのアップデートの報告が届いているし、ラズパイ同梱バージョンでは、新しく登場した「ラズベリーパイ3B+」を付ける決定を急きょ行なったりと柔軟性に飛んだ対応をされていたので、あぁブログで紹介しても大丈夫かな、と思うに至ったので、このタイミングで記事にしてみました。
また、今月号のラズベリーパイのオフィシャルマガジンMagPiでも紹介されてたっていうのもあるかしら。
(Magpi68号より)
実際に、送られてきた商品の様子はこちらの記事をご覧ください。
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