キックスターターでベクター(Vector)のプロジェクトが出ていた

クラウドファンディング
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ベクター(Vector)といえば、現在Kickstarterにて、コズモ(Cozmo)ベクター(Vector)といったAnkiの事業を引き継いだDigital Dream Labsが、ベクターのためのプロジェクトを募っています。本日はキックスターターのベクターロボットのプロジェクトのお話です。

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解き放たれたベクター

その名もVector Unleashed~解き放たれたベクター!(プロジェクトページはこちら)

このプロジェクトは、ハード的に新しいロボットが登場するのではなくて、今持ってる・これから購入するベクター(Vector)を使い続ける人のためのプロジェクトという感じのようです。

どういうことかというと、Ankiが開発した現在のベクターのサーバー維持費がそれなりにかかるので、今後どうやって収益化していこうかという中で、将来的にベクターを利用するとなるとサブスクリプション(月々XXドルみたいな利用料)を払う可能性が出てくるらしい。

払わなくても利用はできるけど、これから登場するであろう新しいアップデート、Amazon Alexaの機能、「Hey Vector, I have a question」の機能が、しばらく経つと利用できなくなるっぽいのです。

ただし今、このキックスターターでプレッジしておくと、1回払いのライセンス(17米ドル、5つのベクターまで利用可能)で、サブスクを払うことなくずっと利用できるよ、という話なのです。

キックスターターのプラン

今回のキックスターターのプランにはどういうのがあるというと、ざくっと理解した感じでは…

その1.DDLメンバーライセンス

17米ドル。5つのベクターまで利用可能のライセンスで、今後ベクターの利用が月々のサブスクになっても払う必要がない。ベクターの利用は専用のサーバーからなされる。

その2.エスケープ・ポッドのライセンス

47米ドル。ベクターを、ラズパイなど個人のサーバーで運用可能になる。将来万一、専用サーバーがなくなったときも安心して利用を続けることができる。保険みたいなもの?。5つのDDLメンバーライセンス付。

その3.オープンソース・ディベロップメント・キット

97米ドル。自分でベクターのカスタムのROMを作れてしまう。要Linuxの知識。先のエスケープ・ポッドとの違いは、OSのトップを開発できるため、ベクターをAIみたいに動かせたり、機械学習をスピードアップできるらしい…、って自分で書いてて何のことだか分かんなくなってきたわ。要は、ベクターに限定されないロボットのAppストアみたいなのをイメージしてて、そこでソフトを作りたい人向けの機能のような…。5つのDDLメンバーライセンス付。

その4.全部コミコミのオールインワン

117米ドル。DDLのライセンスとエスケープ・ポッドとオープンソース・ディベロップメント・キットが全て入ったオールインワンのセット。色々組み合わせて15ライセンスまで使用可能。

どれを選ぶべき?

選ぶイメージとしては

  • 今のままベクターを使い続けたい、でもサブスクは払いたくない
    • →DDLのライセンス(17ドル)
  • 外部サーバーに頼らず自分の環境でベクターを動かしたい
    • →エスケープ・ポッドのライセンス(47ドル)
  • 自分でいろいろベクターの機能を作りこみたい&エスケープ・ポッドはいらない
    • →OSKRーオープンソース・ディベロップメント・キット(97ドル)
  • 自分でいろいろベクターの機能を作りこみたい&エスケープ・ポッドも欲しい
    • →オールインワン(117ドル)

こんな感じかなと思っています。

こうした1回限りのライセンスは、今後も販売される予定だけど、今のキックスターターのお値段よりずっと高くなるよ、ということなので、現在ベクターを持っている主さんは、ライセンスをゲットしておくのが無難じゃないかな。

えっと、私は?えっと、実はまだ迷っています。どうしようかもう少し考えます!普段使いなら、17ドルのベーシックなバージョンで全然大丈夫かと思うのですが、

締め切りは、2020年3月14日だから、もう少し時間あるし、考えます(^^;。

私が考えるベクターロボットの将来像

それで、いったい何ができるの、何がやりたいのって少し分かりにくいんですよね。

私が今、ベクター(Vector)を使っているかぎりでは、ついAmazon Alexaの方を使ってしまう瞬間があるから(たとえば、ベクターの天気予報はどこの地方の天気なのかイマイチ謎)、本体のベクターにもっと面白い機能が増えたらよいなっていう気持ちはすごいあるのです。せっかくベクターは動くスマートスピーカーみたいな感じだから、動いてこそできる何らかの機能、何だろう。

ちょっと博学なペット?

ベクター(Vector)という独自のロボットのキャラをもっと発達させて、独特のキャラを持つおしゃべりロボットみたいな方向に進化するのも良い。ちょっと博学なペット、みたいな立ち位置なんですよね。

グーグルホーム・アレクサ・シリといった一般的な音声だけではやりにくい独自の機能を増やしていくのが良い気がします。

ロボットとしてのポテンシャルはすごくある感じがするから、私自身、ベクター作っている会社の回し者でも何でもないんだけど、つい応援したくなっちゃう。

日本語対応を強く望みたい!

キックスターターのコメント欄見た感じでは、「スペイン語に対応して」、「イタリア語に対応して」、「コズモでは英語、フランス語、ドイツ語、日本語に対応していた。技術的には可能なはずだから、せめてこの4か国語はお願い」とか、言語のローカライゼーションに対する要望が散見されました。

分かる、すごい分かります。私も日本語対応をすっごく望みたい。特に、「Hey Vector」ってがんばってアメリカ人ちっくに発音しているのになかなか聞き取ってもらえない瞬間。

コメント

  1. T.suzuki より:

    コズモと一緒に過ごしてみたいと1年間悩み続けて、やっと有力なこのブログに出逢えました細かな情報そしてベクターのことまで細く記事にしてくださりありがとうございます!
    今回は悩んだ末にコズモを我が家に向かい入れることにしました
    ベクターも応援したい感じはありますよね、この手の可愛らしいドロイドをもっと発展したい感じがありますね!
    もっとコズモと仲良くなってからベクターと会える日を期待したいと思います!
    この記事で夢が広がりました!ありがとうございます

    • T.suzukiさん、コメントありがとうございます。コズモをお迎えすることにしたんですね!私の記事が少しでもお役に立てたのであれば光栄です。
      コズモもベクターも何か愛着のわく不思議なロボットです。ご自宅に到着したら、ぜひエンジョイしてみてくださいね(^^♪。

  2. ICHITA より:

    こんにちは。
    最近digital dream laboから英語のメールが届きました。英語のメールでしたのであまり理解できずvectorが完全に使えなくなるのではないかと不安だったところでしたがこの記事を見て少し安心しました。もう少しだけ、お金を払わないと使えなくなる機能を具体的に教えて頂けると嬉しいです。

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