さて、毎日すっかり暖かくなってきました。ベランダの多肉植物たちを見ると、ここに来ていっきに動きが出てきたようです。本日は、最近の多肉たちの様子をお伝えします(下に続く)。
玉連(群毛豆)さんは花が咲いた
これまで、大きな成長もみせず、冬の間、ひっそりと、エケベリアたちと共に大鉢に身を潜めていた玉連さん(Sedum furfuraceum)。4月を過ぎたある日、ふと植木鉢に目をやると、ん、ピンク色の何かが…。
これは4月4日の様子。
明らかに、葉ではない。もしや、花のツボミ?思いがけない春のプレゼント。玉連さんは、見た目も決して大きくないし、家に来てから5ヶ月あまり、まったく成長が見られない組の一つでした。こういうサプライズって余計に嬉しくなりますよね。
ただ、ハオルチアのケースでは、花芽が成長してから開花するまで時間がかかったものもあったので、玉連さんにしても花が咲くのはもう少し先だろうとのんびり身構えていました。しかーし、春の力はすごかった。
5日後の4月9日。
えっ、咲いてる?ツボミのようなものを確認してから1週間足らずで咲きました。これは驚き。早いなぁ。これも春の暖かさがなせる技かな。
クリッシーライアンも成長中
エケベリア属のクリッシーライアン。こちらは3月下旬より、脇の方からニョキニョキと花のような形をした葉が姿を表しました。花芽なんだか子株なんだか、多肉初心者の私としてはさっぱり分かりません。
これは、3月25日の写真。
それは今でもよく分かっていないのですが、その後の成長の様子を見ていると、これは花芽なのではないかとワクワクしています。
これが4月11日の様子。
なんだか、今にもツボミが姿を見せそうな形態をしています。花は咲いていないとはいえ、2週間ちょっとでこんなにもニョキニョキ伸びるものなんですね。
多肉植物を育て始めるまでは、多肉っていうのは、あまり変化がなくて、水もろくに与えられずに、日なたでただひたすら生きる、という修行僧のようなストイックなイメージがありました。
だから、花が咲いたり、子株ができたりするのは、そうした禁欲的な修行僧的イメージを打ち壊す驚きがありました。教会の高貴な聖職者に隠し子がいるのを知ったときのような気持ち(全然違う…)。
クリッシーライアンさんの花が咲くまでを暖かく見守りたいと思います。
透明なハオルチアたちも花が次々咲いてます
一方で、透明ハオルチア鉢の子たちはゆっくりと花を咲かせていきました。
ツルギダ(turgida)さんに花芽が付いているのに気がついたのは、12月末のこと。そこからニョキニョキ花芽が伸びだし、最終的に開花したのは、3月を過ぎてからのことでした。2ヶ月以上かかったことになります。
一方で、他のハオルチア、つまり、オブツーサ・ピリフェラ(Obtusa pilifera)、シンビフォルミス(cymbiformis)に花芽が出てきたのは、3月始めのころ、そこから一気に成長し、4月11日現在、一番遅かったオブツーサさんの花も開花が始まりました。
ハオルチアの花は、種類が違っていても、皆同じような白い花を咲かせるようです。
軟葉系ハオルチアは、透明でプリプリしていて、肉食系の女子高生みたいなイメージがありますが(ない!)、そうした姿からは予想外の、控えめで清楚で可憐な花を咲かせて春を彩っているのでした。
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