ワードプレスって何?

ワードプレス
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これから何回かにわけて備忘録的に、このサイトを作った時のプロセス、ワードプレスを使い始めた時の手順、インストールしたプラグインなどについて書いていきます。今回は、ワードプレスって何?、他のブログサービスとどう違うの?というお話です。

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レンタルサーバーにワードプレス

私はこれまでブログ作成に、FC2という無料ブログを使用していました。正直、使い勝手はとても良かったです。難しいことを考えなくても、テンプレートを選んで、文章を書けば、それっぽいサイトに仕上がるし、アクセス解析などの機能も付いていて、無料なのに至れり尽くせり。ずいぶん長い間利用させてもらいました。だから、細かいこと考えずに、とりあえずブログを書いてみたいという人にとって、無料ブログから始めるというのは大いにありだと思います。

それでは、私の場合、なぜ無料ブログから移転しようと思ったのかといえば、いくつか理由はあるのですが、きっかけは、FC2の場合、しばらく更新しないでいるとページトップに広告が表示されるということでした。もっと頻繁に更新しなよ、と言われればそれまでなのですが、人生そうもいかない時があったりするわけで。それが、プレッシャーに感じてしまうというか、なんか自分が怠け者と言われている感じがして、そういう広告の出ないブログがいいなぁと思って、いろいろ探し始めて出会ったのが、「レンタルサーバーにワードプレス」という選択肢だったのです。レンタルサーバーについては、また別の機会にまたお話しようと思います。まずはワードプレスについて。

そもそもワードプレスとは

ワードプレスとは、ブログを作成するためのソフトウェアです。もっと詳しくいうと、PHP(スクリプトの一種)とMySQL(データベースの一種)をベースにした無料でオープンソースのコンテンツマネージメントシステム(CMS)のことを言います。ワードプレスの初版がリリースされたのは2003年5月27日と意外に歴史があるのですが、ここ数年で勢いを急速に伸ばしており、現在、世界中のワードプレスユーザーは数千万人以上と言われています。

ワードプレスの特徴と言われるのが、テーマ、プラグイン、モバイル対応です。

テーマ

テーマっていうのは、テンプレートとスタイルシートが一緒になったようなものです。HTMLとかPHPとかにそんなに詳しくなくても、とりあえず、ワードプレスをインストールして、テーマを選べば、それっぽいページができあがります。そして、テーマを変更するだけで、ページのデザインを気軽に変えることができます。

プラグイン

プラグインというのは、ブログやホームページをより使いやすくカスタマイズするための機能で、ワードプレスには4万個以上のプラグインが存在すると言われています。これが世界中で利用されているワードプレスのオープンソース的メリットでしょう。もちろん、英語で動くものが多く、全てが日本語対応しているわけではないのですが、ググってみると使用法を丁寧に解説してくださるページが見つかったりします。スパムやアタックなどのセキュリティ対策、サイドバーのカスタマイズ、サイトのバックアップ機能、キャッシュの利用や画像の圧縮によるサイトの軽量化、サイトマップ作成、など工夫次第で様々な用途に利用することができます。

モバイル対応

モバイル対応に関しても、パソコンとモバイルのテンプレートを別々に設定する必要なく、1つのテーマを選ぶと自動的にモバイルとパソコンを判別して、環境に適した画面を表示してくれます。これは非常にありがたいです。今は、スマホの画面の大きさも多様化しているし、いろんなサイズのタブレットも存在しています。そういうのを個別に設定することなく、自動で調整してくれるのはとても便利です。

ワードプレスの何がいいの?

ワードプレスの何が良いと感じるかは人それぞれ、使い方によっても変わってくると思いますが、私が感じたメリットは以下のとおりです。

利用者が多い

私が利用していたブログFC2でもテンプレートやプラグインはあったのですが、ほとんど使いこなせていなかったと思います。ワードプレスのテーマやプラグインも、まだまだ全然使いこなせていないのですが、利用者が多いだけあって、使い方が分からない時に、ちょっとググっただけで回答に出会うことができるのは非常にありがたい。以前だったら、分からなかったらそのまま放置だったのが、ワードプレスのプラグインだと、インストールや設定の仕方をはじめ、個別具体的な使い方を解説してくれるページに出会えるので、前へ進めるんですね。便利な時代になったなぁと。ワードプレスに関する知識が深まって、そして、ハマります。

簡単により自由なカスタマイズ

1つのテーマにしても、FC2のときは、テンプレートのデザインをそのまま利用するのが普通で、そこからデザインを大幅に変更しようと思うとそれなりの知識がないと難しかったのが、ワードプレスでは、ちょっと使い方を調べて、設定をいじるだけで、かなり見た目が変わるので、自分のオリジナルのページが簡単に作れる気分になります。世界に1つしかない自分の王国を築けたような気持ちになるわけです。ここ私のテリトリー、みたいな。

また、昔、プレーンなHTMLでホームページを作っていたときは、フッターやサイドバーのような場所に変更があると、何ページも同じ変更を行わなければいけなかったのですが、ワードプレスはコンテンツをデータベースで管理しているので、同じコンテンツは一つ変更しただけで、それが掲載されている全てのページに反映されます。これは手間が省けてとても便利。

広告の設置が自由

FC2を利用していた時は、しばらく更新を怠るとページトップに広告が表示されていたり、サイトのあちこちに様々な広告が貼られていました。無料で利用させていただいているわけですから、当然といえば、当然のことなのですけどね。

一方、ワードプレスの場合。これは、ワードプレスをレンタルサーバー上で動かした場合のみの話なのですが、自分で各種アフィリエイトプログラムに登録して、自分の好きな広告を好きな位置に設置することができます。しかも、広告をクリックしたり、広告をクリックして製品を購入してくれた人がいた場合は、自分にお小遣いが入る形になります。それがブログを続けていくうえで、大きなモチベーションになるかもしれません。もちろん、広告を一切設置しないということも可能です。要は、自分のポリシーに従って広告掲載の有無を判断したり、掲載する広告の種類を決定することができるので、自分がサイトを運営している感が増します。

ワードプレス:こういう人には向いてないかも

もちろん、ワードプレスの使用にもデメリットはあります。用途によっては、ワードプレスの利用はやめておいた方がいいかな、無料ブログの方がいいかな、というケースもあると思います。無料ブログについては、FC2、Blogger、Ameba、Livedoor、Seasaa、Hatena、So-net、などなど日本で利用できる無料ブログには優れたサービスがたくさんありますからね。

記事を書くことに注力したい人

ワードプレスをフル活用するには、レンタルサーバーを借りて、そこにワードプレスをインストールして、サイト構築をおこなう形となります。当然、ウェブマスターは自分自身。記事を書く、サイトのデザインを考える、サイトに載せる広告を考える、セキュリティ対策含めサイトのメンテナンスする、とサイト運営を総合的に考えていかなければなりません。それを楽しいと思えるか、面倒くさいと思ってしまうか、ですね。たとえば、「私は記事だけをアップしたいの」、「プラグインとかセキュリティとか広告とか面倒臭すぎ」、「(実際はコピペでOKレベルでも)htmlとかphpのタグとか直接触るのは勘弁」と思ってしまう場合、ワードプレスはやめておいた方がいいかもしれません。

英語アレルギーな人

ワードプレスの日本語サポートは充実していると思います。ワードプレス本体のインターフェースは全て日本語化されています。日本発の優れたテーマやプラグインもたくさんありますし、海外のプラグインも日本語化されてたりします。とはいえ、全てのプラグインやウィジェットが日本語化しているとは限らず、管理画面に英語が飛び出してくることもしばしば(特にプラグインやウィジェット関連)。もちろん、日本語対応のプラグイン等だけを使うと割りきってしまうのもありだし、英語が分からなくてもワードプレスを使うには全然問題ないです。でも、「意味分かんないアルファベットが視界に入るだけでも嫌! 」という英語アレルギーの人には厳しいかもなぁと思ったりします。

ブログに一切お金をかけたくない人

ワードプレスの機能・メリットをフル活用するためには、レンタルサーバーの利用が前提となります。レンタルサーバーにかかる費用として、借りるサーバーの会社にもよりますが、だいたい月々300円~1500円くらいの費用がかかってきます。また、ワードプレスのサイトを利用して、Googleのクリック型課金の広告サービスのアドセンスに登録するには独自ドメインの取得が必要になってきますが、この独自ドメインの維持費用として、年間1000円前後の費用が発生します。アフィリエイトで得たお小遣いをサイトの維持費に当てると考えればいいのかもしれませんが、それなりの訪問者数があるまでは収入はほとんど期待できません。なので、サイト運営にお金は絶対かけたくない、という人は大変かなと思います。

無料でワードプレスを使う方法

ただし、無料でワードプレスを使うという方法がないわけではありません。それは、wordpress.comというサイトで無料ブログを始めるという方法です。ワードプレスのサイトには、wordpress.orgとwordpress.comという二種類があるのですが、wordpress.orgは、サーバー等にワードプレスをインストールする人向けのサイト。wordpress.comは、通常のウェブのホスティングサイトで、無料プランをはじめ、レンタルサーバーの有料プランもあります。ただし、有料プランの方は、他のレンタルサーバーと比べるとお得感があまりないので、無料プランを試しに使ってみるというのはありかと思います。ただし、無料なだけあって、通常のワードプレスよりもカスタマイズ等に制約があったり、自分で登録したアフィリエイト会社の広告の設置などは一切できませんのでご注意を。

そうはいっても、自分がワードプレスを使いこなせるか分からない、レンタルサーバーを契約していざ使おうと思ったら、ちょっと自分には無理な感じでした、とならないために、オススメなのが、ローカルな環境(自分のパソコン)にワードプレスをインストールして使ってみるという方法です。もちろん、インストールも利用するのも無料です。そうすれば、レンタルサーバー代を気にすることなく、ワードプレスの機能をいろいろ試しに使ってみて、これなら自分もできるぞ、と思った時点で、レンタルサーバー等のサービスを検討し始めることができます。

次回は、ローカルな環境にワードプレスをインストールして実際に使ってみる方法をご説明します。こちらの記事です。

ワードプレスを使ってみよう
前回は、ワードプレスとは何?というお話をしましたが、今回は実際にどういうものなのか、ワードプレスを使ってみるというお話です。 ワードプレスを無料で使用するには、wordpress.comというホスティングサイトに登録して利用す...

 

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