コーギーの輸入か?!

ネモが家に来るまで
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さて、振り出しに戻ったスペインでのウェルシュコーギーのブリーダーさん探し。
どうしよう、と迷った挙句。別の国から輸入しちゃう?という考えが出てきました。
そんなの、その辺で別の種類の犬をゲットすればいいじゃない、と言われそうだし、今になってみれば、そういう考えもあったか、と冷静に思ったりするのですが、当時は、Cowboy Bebopのアイン→ウェルシュ・コーギーって勢いで一筋思考だったので、他の考えは思いつかなかったのでした。

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どこの国から?

さて、輸入するべき国を考えます。
まず、アメリカは却下。遠すぎる。
そして、日本という選択肢が出てきました。私が夏に里帰りしたついでにコーギーを持って帰ってくればいいんです。かなり名案!と思いましたが、やはり遠い!
私が住んでいる都市からは直行便がないし、片道何だかんだで1日近くかかる。そこに3ヶ月足らずの子犬を連れて帰るのは、やっぱり無理があるなぁと思い始めました。できるかもしれないけれど、子犬にかなりストレスがかかるだろうし、そこまでする必要があるのか、と。子犬を連れて帰る距離・時間としては、長くて5、6時間が限界な気がしたのです。
距離からしてやっぱり、ヨーロッパ。
というわけで、「犬の仲介人やってた友人の友人」のアドバイスにもあったように、イギリス・アイルランド地域のコーギーブリーダー検索開始。
結構、いらっしゃいます。
ただし、ちょっと閉鎖的な感じ。一見さんには分けてくれないようなそんな雰囲気がホームページみただけで漂ってきます。
もともと犬の血統だのって話は、昔の貴族から始まった文化で、貴族はその血統を重んずるから、その飼う犬も血統を重んじなければいけない、みたいなね。だから、本場の貴族みたいなイギリス人の方が、見ず知らずの人に愛犬の子犬をあげるなんては露とも思わない、という気持ちは理解できます。
しかし、ホームページなんか見ているとトロケルようにカワイイ子がたくさんいます。
しかし、Google Mapで犬舎がどこにあるか検索してみると、なんか僻地。ロンドンなどの主要都市からちょっと離れている感じで、イギリスの交通事情なんか全然分からない私は不安になります。飛行機降りてから車で数時間とかありそうな感じで。
子犬さんが長時間の移動している姿を想像すると忍びなく、やっぱ遠いよなぁと思い始めてしまいました。
いくらコーギーがイギリス発祥の犬だからといって、やっぱイギリスは何か感覚的に遠い。イギリス・アイルランドにこだわる理由はないなぁとも思い始めたのでした。
そこで浮上したのがイタリアとフランス。両国ともコーギーのブリーダー結構います。とりわけ、フランスはスペインと陸続きだし、近いので、良いかも!と思ったのでした。
ブリーダーさんを探すにあたって、その基準は、ホームページの内容さながら、もっぱら主要都市に近いかで判断しました。実際、こちらに連れてくる際、子犬に負担がかかるような長時間の移動は避けたいと思いましたから。
そうやっていくつかブリーダーさんをピックアップして、さてEメールで連絡するかって意欲満々だったのです。
しかし、フランスのページをいろいろ見て、気が付いたのです。フランス人のブリーダーさんのうち一人が、実は現在スペインは、マジョルカ島に在住であることを。
しかも、そのホームページにあったオスの犬が超カワイイ!何とかビューティー大会みたいなショーでチャンピオンも取ったらしい。
マジョルカ島といえば、そこそこ近い、ということでここに即決(いままでの努力は何だったのか、と)。
そして、Eメールを出しました。
1日経過。2日経過。
返事なし。
ちょっと不安になってきました。もう少し待ってこなかったらどうしょう。
私がいかにも日本人的なリアクションをかましていたところ、電話すりゃいいじゃん、と相方が携帯を持って電話しました。で、20分間の会話。相手はフランス人ですが、スペイン語でしゃべってます。詳細を聞いて、商談成立、と相成りました。あっさり。2008年1月中旬の出来事です。
話によると、既に雌犬は妊娠中で、出産は2月末を予定しているとのこと。相手の雄犬は、私がホームページを見てカワイイ!と思った例の犬。ラッキー!
生まれてから3ヶ月は母犬のもとで社会化を行いたいから、受け渡しは生後3ヶ月以降つまり、6月以降になるとのことでした。夏以降から飼いたいと思っていましたが、せっかくのチャンスを逃すわけにはいきません。6月から飼いはじめようと決心したのでした。
そして、犬の受け渡しは、ブリーダーさんが直接こちらにやってきて、私たちに直に子犬を渡してくれるとのこと。飼い主の顔をちゃんと見てから渡したいのだとか。
その後、やり取りしたメールで感じたのは、ブリーダーさんの方も、一度私たちの住んでいる都市に旅行したいと思っていたから、見ず知らずの私らに犬を譲ってくれたという可能性も大かな、って思いました。とにかく、コーギーは2月末に生まれることになったのでした。

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