コーギー 尻尾を切るか選べだなんて……

ブリーダーさんからは、犬を迎える前に、いくつか決めておいてほしいことがあると言われました。
一つは、オスとメスどっちが希望かということ。
初心者にはメスの方が育てやすいなんて意見も聞いていたのですが、相方がオスを強く希望。なんでかというと、「子供が生まれるなら男の子?女の子」と聞かれると即決で「男の子」っていう人なので、単なるマチスト(男性優位主義者)いや、男好きなんだと思います。
私はどっちでも良かったのでオスに決定。

断尾。ダンビ…

そして、もう一つが、断尾をするかどうか、ということです。
こちらは、寝耳に水でした。はぁ?と。断尾?何それ?と。コーギーは生まれたときから皆、尻尾が短いわけではなく(たまに短いのもいるらしいけれど)、大半が出産後3日以内に尻尾を根元から手術なりで取ってしまうから、尻尾が短いらしい。
尻尾切るなんて痛そう!
当初、相方は無邪気に、「断尾すればいいよ。要らないんだし、大きくなって誰かに踏まれる危険性がなくなるんだから、弱点は一つでも少ない方が良いよ、人間にも尻尾はないでしょ」なんて言ってました。
うーん、マチストらしい意見です。しかし私はどうも腑に落ちん。
くだんのブリーダーさんに、「どっちがいいんでしょう?」って聞いたら、「うーん、ショーに出すなら断尾した方がいいかもしれないけれど、どっちでもいいわよ」とあくまで、無関心、いや中立です。
最近ではヨーロッパでも断耳・断尾を禁止しようという動きはあるみたいですが、フランスでは断耳はダメだけれど、断尾はOKみたいな感じらしい。スペインでは多分両方OK。(なお、後日で分かったことですが、私が住むカタルーニャ地方では、断耳・断尾は一切禁止だとのことです。ここで生まれたのに断耳・断尾されている犬はドッグショーにさえ出場できないとか)。
フランスのコーギースタンダードは、尻尾を切った場合と切っていない場合でそれぞれ規定があって、ダブルスタンダードみたいな感じだし、フランスのブリーダーさんの中にも、私たちは断尾は一切しません、みたいな所もあって、そういう犬舎からチャンピオン犬みたいな優秀な犬も出ているようです。フランスの尻尾付きコーギーはドッグショーでも居心地よさそう。
とはいえ、こちとら飼う犬をショーで競わせるつもりはさらさらないので、どうでもいいんですが、じゃ、なんで断尾なの?って疑問は残ります。
相方が唱えていた説は、初期の段階で潰しました。
「要らないんだし、誰かに踏まれる危険があるから」って切り取る必要があるなら、人間の手の小指だって切り取った方が無難じゃない? 実際、職業柄、切らざるをえないお方もいるわけで。でも、違うでしょ、と。「人間にも尻尾がない」理論は、生まれたときから元々存在しない人間の尻尾と、生まれた後に切り取る犬の尻尾を比較するにはもともと無理がある。
麻酔なしで尻尾を切られる際の子犬は痛みを感じないというのは本当ではなくて、痛みを伝える手段をまだ持っていないだけ、なんて声もありました。犬まで遡らなくたって、生まれたての人間の赤ちゃんの小指を切っても、同じような反応が起こることは容易に想像できる。考えたくないけれど。
しかし、この辺の議論に入ると微妙になってきます。もしかしたら、アマゾンのスンゴイ奥地には、生まれたての子供の小指を切る習慣のある部族が存在するかもしれない。彼らの行為を禁じることができるのか、と。各地で行われている一見人道的には非道と思われる習慣を禁ずるべきかみたいな話になってくる。
人道主義に反するか否かの境界線は誰がどう定めるのか、って。コーギーの場合は、犬道主義になるのか。んん、何だか複雑になってきた。
つまり、欧米、日本といった国で行われている犬に関する伝統的な習慣(コーギーなどの犬の断尾)を、アマゾンの奥地のとある部族が行っている伝統的習慣(人間の赤ん坊の小指の切断。本当にそういう部族が存在するかは別として)と同系列とみなしたとき、それを禁じる権利は果たして誰にあるのか、という話に発展してしまうのだ。
結論から言うなら
私は知らん。
ただ今回は、自分の犬を断尾しますか、と聞かれたので、私はいいえと答えることにしました。それは、なぜ断尾しないといけないのか分からなかったからです。痛そうだし、そのままでいいんじゃない?的なノリ、なのでした。

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