犬の歯石予防:固いモノを噛ませるお勧めグッズ その1

前回は、我が家のネモ犬が、7歳半にして初めて全身麻酔による歯石取りを行なったというお話をしました。そのときの記事はこちらをご覧くださいませ。

犬の歯石:コーギー犬ネモ、7歳半にして初めて麻酔で取りました
我が家の犬は、7歳半にして初めて全身麻酔で犬の歯石を取るという処置を行ないました。なぜ犬の歯石を取るのに何年も待たなくてはならなかったのか。麻酔をするためにダイエットを行なったことなどを書いています。

今回は、歯石取りを行なった後、次回の歯石取りを少しでも遅らせるために自宅でできることを、スペインの獣医さんに教えてもらったので、ご紹介いたします(下に続く…)。

歯石が付くのを遅らせるためには

一度、歯石を取り除いてしまうと、次の歯石はどうしても短期間で付きやすくなってしまう。どうにかして、歯石が付かない方法というのはないかしらと思い、獣医さんに尋ねました。すると、やはり歯石が全くつかないようにするのは難しいとのことでした。

確かに、人間と犬の口の中のpH(ペーハー)値には、大きな違いがあります。pH値には酸性・中性・アルカリ性とあるのですが、人間の唾液が中性~弱酸性(pH値が6.8-7)なのに対して、犬の唾液はアルカリ性(ph値が8-8.5)です。歯に付着した歯垢が石灰化して歯石になるのが、人間だと約25日間なのが、犬では3日間と、唾液がアルカリ性の犬の方がずっと早いのです。だから、犬は虫歯にはなりにくいんだけど歯石はどうしても付いてしまうんですね。

ですが、その歯石を付くタイミングを少しでも遅らせることはできるんだそう。つまり、何もしなければ、次に歯石を取るのは2-3年後になるかもしれないけど、それなりの口腔ケアをしていれば、それが3年、4年、いや5年になることもあるかもしれない、と。

具体的には以下の2つの方法があるんです。

  1. 固いものを噛ませてあげる
  2. 歯磨きをすること

これから、1の固いものを噛ませてあげるという目的にぴったりなグッズを、2回に分けて紹介したいと思います。

固いものを噛ませることの重要性

そもそも、なぜ固いものを噛ませると良いのでしょう?

人間もそうですが、固いものを噛むと、噛んでいるうちに唾液がいっぱい出てきます。唾液には、汚れを洗い流して口の中を綺麗にするという役割があります。さらに、消化や菌の繁殖を抑え、口腔内の環境を整えるという役割もあります。唾液がたくさん出ることは、歯垢、歯石、歯周病を予防する効果があるのです。

固いものを噛むと、唾液が出て来るし、歯垢を除去するので、歯石が付きにくくなるんですね。

でも、固いものって何があるかしら?

食べて噛む

まず、犬がよく食べている牛骨や馬のヒヅメみたいなものが思いつきます。が、これは硬すぎて逆に、歯が欠けてしまったり、犬の歯を痛めてしまう可能性があるので、要注意です。

骨の形に成形された犬用ガム

本物の骨よりはやわらかいもので、骨の形に成形されているけれど実際は牛の皮を固めて作ったスナックがあります。いわゆる犬用ガムってやつです。こういうものですね。

クライミングのローハイドガムは、触ると固く、骨の形をしていますが、実際は牛の皮でできています。栄養成分は、100g中 粗タンパク質 65.0%以上、粗脂肪 5.0%以上、粗繊維 2.0%以下、粗灰分 4.0%以下水分 15.0%以下、という感じ。タンパク質が多めなので、あんまりしょっちゅうあげると、内臓に負担がかかりそうなので、ほどほどに与えるのが良いでしょう。

クライミングのローハイドガムは、外国産ではなくて、国産品なのが心強いです。ただし、こちらも、おやつ感覚で与えっぱなしにしておくと、誤飲して、喉につまらせたりする危険性があるので、必ず、ワンちゃんの口のサイズより大きめのモノを選び、噛んでいるうちに小さくちぎれて来た場合は捨てて、新しいものを与えるようにしましょう。

我が家では、ネモが若い頃(2~5歳)は、時々、犬用ガムを与えていましたが、最近はシニア犬になったこともあり与えていません。個別のワンちゃんの成長や体格にあわせて、与えるものを変えていくというのも大切ですね。

デンタルおやつ

一方、おやつ感覚であげられて、歯石防止にもなるのが、犬用ガムよりも柔らかいデンタルおやつがあります。たとえば、このペディグリー社のデンタエックス。

形状が、弾力性のあるX(エックス)型になっているので、噛むことで歯垢を削り落とすことができ、最大80%(平均50%)歯石の蓄積を抑えることができるんだとか。
主要な原材料を見てみると、米粉、澱粉、ゼラチン、ツナミール、セルロース、STPP、酵母エキス、ミネラル類(Ca、Cl、I、K、Na、Zn) …という感じ。成分は、タンパク質8.0%以上、脂質0.5%以上、粗繊維5.0%以下、灰分10.0%以下、水分18.0%以下。

こちらですと、牛皮で成形した犬用ガムよりは柔らかいです。ただし、やはり噛むおやつということで少し固いので、歯の弱いワンちゃんは注意した方がいいでしょう。食べたときに歯から出血した場合はやめておいた方がいいかなと思います。また、上の犬用ガムと同様、万一喉に詰まらせるという事態を防ぐためにも、常に飼い主さんの目の届くところで与えるのが良いと思います。

我が家のネモは、シニア犬とはいえ、噛む力はまだかなり強いので、デンタエックスを時々与えています。デンタエックスを見せると、犬がとっても嬉しそうな顔をしてくれます。好きなんですね。ただ、ドッグフードを食べるみたいにムシャムシャあっという間に食べてしまいます。噛んでいるうちに唾液がたくさん出ることに意義があるなら、もう少し時間をかけてゆっくり噛んでくれたらなと思うのですが…。

続いて、固いものを噛ませてあげるという目的にぴったりなグッズとして、噛むオモチャを紹介します。こちらのリンクに続きます。

犬の歯石予防:固いモノを噛ませるお勧めグッズ その2
犬の歯石が付くのを少しでも遅らせたい、少なくしたい。歯石予防の方法の一つ「固いものを噛ませる」には、「食べて噛む」、「遊んで噛む」の二種類があります。今回は、犬におすすめの噛むおもちゃを紹介します。
スポンサーリンク
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

フォローする

スポンサーリンク
error: Content is protected !!