犬の歯石予防:固いモノを噛ませるお勧めグッズ その2

犬のお世話やグッズ
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一度、歯石を取り除いてしまうと、次の歯石はどうしても短期間で付きやすくなってしまう。どうにかして、歯石が付かない方法というのはないかしらと思い、獣医さんに尋ねました。

すると、やはり歯石が全くつかないようにするのは難しいそうです。ですが、歯石の付くタイミングを少しでも遅らせることはできるんだそうで、具体的には以下の2つの方法を教えていただきました。

  1. 固いものを噛ませてあげる
  2. 歯磨きをすること

犬が固いものを噛むために最適なものとしては、「食べて噛む」、「遊んで噛む」、の二通りがあります。前回は、「食べて噛む」について紹介しました。こちらのページです。

犬の歯石予防:固いモノを噛ませるお勧めグッズ その1
前回は、我が家のネモ犬が、7歳半にして初めて全身麻酔による歯石取りを行なったというお話をしました。そのときの記事はこちらをご覧くださいませ。 今回は、歯石取りを行なった後、次回の歯石取りを少しでも遅らせるために自宅でで...

今回は、「遊んで噛む」について、噛むオモチャでお勧めのグッズを紹介します(下に続く…)。

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固いものを噛ませることの重要性

前回のおさらいになりますが、そもそも、なぜ固いものを噛ませると良いのでしょう?

人間もそうですが、固いものを噛むと、噛んでいるうちに唾液がいっぱい出てきます。唾液には、汚れを洗い流して口の中を綺麗にするという役割があります。さらに、消化や菌の繁殖を抑え、口腔内の環境を整えるという役割もあります。唾液がたくさん出ることは、歯垢、歯石、歯周病を予防する効果があるのです。

固いものを噛むと、唾液が出て来るし、歯垢を除去するので、歯石が付きにくくなるんですね。

遊んで噛む

いくら噛むことを促すためとはいえ、オヤツばかりあげているとやはり太ってしまうので、噛むためにはオモチャという選択肢もあります。投げたり、引っ張ったりの遊びにもなるし、噛んでいるうちに、唾液がたくさん出て、歯垢も取れるので、歯石防止になります。

ロープを使ったオモチャ

たとえば、この「犬用 ロープ 3点セット 犬噛むおもちゃ」。紐を使ったオモチャは、ワンちゃん大好きですからね。


犬用 ロープ 3点セット 犬噛むおもちゃ (ブルー)

ただし、ロープを使ったオモチャを選ぶときは、ワンちゃんの噛む力に合わせたものを選びましょう。噛んでいるうちに、糸がほつれてきてしまうものは避けましょう。ほつれた糸を誤飲して、内臓で絡まったりすると非常に危険です。なので、飼い主さんが常に見てあげられる環境で使用した方がいいと思います。

うちの場合、ウェルシュコーギーの中でも大きめサイズのネモは、もともと噛む力が本当に強いので、ロープのオモチャはまずダメです。短時間なら大丈夫ですけど、気を抜くとすぐに糸がほつれてきてしまいます。ただ、上の「犬用 ロープ 3点セット 犬噛むおもちゃ」は、通常のロープのオモチャに比べて、かなり丈夫にできているので、まずは試してみて自分のワンちゃんで行けそうか試すのもありかと思います。噛む力は、犬種や年齢で一匹一匹ぜんぜん違うと思うので。

また、お金をかけないという意味では、使い倒したタオルを丸めてオモチャにしちゃうというのもありです。もちろん、こちらもあっという間に糸がほつれてくるので、使用は短時間で、飼い主さんの目の届く範囲でという限定付きですが。

Kong(コング)

また、糸がほつれてくるのを気にせずに与えることのできるオモチャとしては定番のKong(コング)があります。コングには、犬の体重と成長にあわせていくつもの種類があります。

ただコングは、糸が千切れるといった心配はないのですが、やはり長期間利用していると、だんだん一部のパーツがちぎれてきます。ゆっくりヒビが入って、最後はついに千切れる感じなので、ヒビが入ってきたら、そろそろ次かなと覚悟して新しいのを調達します。それでも、1年近く持ちますので、我が家には欠かせないオモチャです。

うちは、犬が小さい頃は、水色コング、成長してからは赤色コングと黒色コングを使っていました。特に、うちのネモは、成長するうちに噛む力がどんどん強くなっていって、水色や赤色では噛んでいるうちに簡単にちぎれてしまうので、今は黒色のブラックコングの一択です。


コング (Kong) ブラックコング M

サイズはS、M、Lとあるのですが、Lだと犬が口で持ち運ぶにはちょっと重いようで、うちの犬にはMがちょうどいいサイズです。コングは中が空洞になっていて、ドッグフードなどのお菓子を詰めることもできますが、お菓子なしでも十分楽しんでくれます。

また、飼い主さんがコングを投げて、ワンちゃんが取りに行って戻ってくる、という遊びもできます。ただし、このコングの形状は特殊なので、跳ね返るとラグビーボールみたいにどの方角に飛んでいくのか検討がつきません。ベランダの方に投げたら勢い余ってベランダの外に飛んでいったということがありましたので、そこだけ注意です。

まとめ

今回は2回に分けて、歯石防止のためには、固いものを噛むというのが大切で、そのために、お勧めのグッズを紹介しました。ただ、自分も犬のために試してきましたが、噛むオヤツも、噛むオモチャも、歯石が付くのを予防する、遅らせることはできるけど、既に付いている歯石を取る、少なくする、という効果は望めないのかな、というのが私の感想です。実際、うちの犬は、噛むオモチャが大好きで、ロープやタオル、コングをずっと使ってきました。結局歯石は付いてしまったけど、歯石が付くスピードが遅くなったのは、こうした噛むオモチャのおかげかなとも思います。

次回は、犬の歯磨きについてです。こちらからどうぞ。

犬の歯石予防:歯磨きグッズを試してみる
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