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スペインにおける新型コロナウイルスの感染者数など最新のデータはこちらから確認できます
世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス(新型肺炎)。日を追うごとに陽性の患者さんの数は増え、感染者のいる国の数も広がっています。
日本の情報に関しては、日本のニュースサイトその他で確認することができます。前回の記事で、有益な情報が閲覧できるサイトをいくつか紹介してみました。
一方で、私の住むスペインはどうだろう、スペインにおける新型コロナウイルスの情報を日本語で案内しているサイトはあまりないかもなと思い、簡単にまとめてみました。スペインに行く予定のある人、スペイン在住の人で、スペイン国内がどうなってるかよく分からないんだけど…という方の参考になれば幸いです。
2020年2月15日の現状
スペインのコロナウイルス患者は二人とも全快で退院へ
新型コロナウイルスへの感染により、カナリア諸島のゴメラ島で入院していたドイツ人男性と、マジョルカ島で入院していたイギリス人男性の二人が2月14日、ともに全快で退院することになりました。
ゴメラ島のドイツ人
カナリア諸島はゴメラ島のドイツ人は、2月14日の検査結果が2回連続で陰性となったため、全快とみなされ、退院許可が出ました。一緒に旅行に来て、宿泊施設で隔離されていた友人たちも土曜日で14日間の隔離期間が終了するため、ともに自由に行動できるようです。
マジョルカ島のイギリス人
同じく、2月7日よりマジョルカ島で入院していたイギリス人も、2月14日の検査結果が2回連続で陰性となったため、同じく退院許可が出ました。彼と同じ日に病院で経過観察となった他の家族3人は、すでに2回連続で陰性反応が出ているため、2月11日に帰宅していました。
これにより、現在スペインにおける新型コロナウイルスに感染中の患者はゼロ名となりました(情報元)。
フランスの新型肺炎患者、エボラ出血熱の薬で回復
お隣のフランスのお話ですが、新型肺炎患者で、ボルドー大学病院に22日間入院していた48歳の男性がこのたび回復して退院したとのことです(情報元)。
彼の治療には「
レムデシビルは、アメリカはカリフォルニア州のギリアド・サイエンシズが開発中の薬で、いまだ世界のどの地域、国でも認可・承認されていない薬(情報元)ですが、中国の武漢でも重症患者を対象に試験的に使用が開始されているようです(情報元)。
2020年2月13日の現状
バルセロナの通信見本市(MWC)の中止が決定
バルセロナでは、「通信見本市(モバイルワールドコングレス~MWC)」という大規模なイベントが毎年開催されています。今年は、2月24~27日に開催予定でした。ですが、新型コロナウイルス(新型肺炎)の影響で、LG、エリクソン、Nvidia、アマゾン、ソニー、楽天、NTTドコモ、ノキア…といった名だたる企業が参加を見送る中、通信見本市の主催者は、イベントの開催中止を決定しました。
主催者側は、「新型コロナウイルスの流行や旅行やその他の事情により、イベントを開催することが困難になった」としています。(情報元)
一方で、2月11日~14日と、現在開催中のオランダはアムステルダムのオーディオビジュアル総合展(Integrated Systems Europe ~ISE) は、通常通り実施されています。このISEがアムステルダムで開催されるのは今年が最後で、来年からはバルセロナで行なわれるようですがね。
バルセロナの通信見本市への参加を見送ったソニーも、アムステルダムのオーディオビジュアル総合展には参加していたりして、なぜアムステルダムは大丈夫で、バルセロナはダメなわけ?という疑問が一部ではあがっています(情報元)。一方で、主催者代表のジョン・ホフマンさんは、「今回の見本市の中止は、金銭的な状況からではなく、保健的な理由から決断を行なった」としています(情報元)。経済的利益より公衆衛生を鑑みたということでしょう。
なお、11万人がスペイン内外から訪れる予定であったバルセロナは、通信見本市の中止によりホテル、レストラン、タクシーなどの需要を含め、4億9000万ユーロ(約590億円)の損失と14000の雇用が失われると言われています(情報元)。
スペインでは2月13日時点で感染者は2名のまま変わらず
スペイン国内の新型肺炎感染者は、カナリア諸島のゴメラ島のドイツ人1名と、マジョルカ島のイギリス人1名のまま、特に変化はありません。両者とも体調は良好のようです。
ゴメラ島のドイツ人
ゴメラ島のドイツ人は、13日に3度目の検査の結果が出ましたが、相変わらず陽性反応が出ているとのことで、陰性に変わるまでは入院が継続されます。
一方、彼の関係者4人は無症状かつ2度の検査で陰性の状態で、島の宿泊施設での待機状態が続いていますが、このままの状態が続けば2週間が経過した明日には自由に行動できるとされています。
武漢からのスペイン人帰国組は本日解放予定
また、武漢からのスペイン人帰国組21人も、マドリッドのゴメス・ウリャ軍病院の17階で1月31日より2週間の隔離生活を行なってきました。1日3回は体温を測る等の体調管理がなされるなか、誰一人として風邪症状など感染疑いのある人は出ていない模様です。このままいけば、本日13日には全員が解放される予定です(情報元)。→全員解放され、帰宅しました。
2020年2月9日時点の現状
スペインでは2月9日時点で感染者は2名
本日、スペインで2件目の新型コロナウイルス(新型肺炎)陽性が出ました。
スペインはマジョルカ島にて、イギリス人の旅行者家族(両親と7歳と10歳の女の子の4人家族)が2月7日よりソン・エスパサス病院(Hospital de Son Espases)で隔離・経過観察されていました。彼らの検体4つが、マドリッドの研究所ISCiii(Laboratorio del Instituto de Salud Carlos III)に送られ、本日9日、うち1名のみ陽性が判明しました。
今回、陽性反応があったのは、家族の中の父親で、彼はフランスで既に陽性反応が出ている人物と直前に、フランスのスキー場で接触がありました。
家族がマジョルカ島を訪れたのは、1月29日のこと。ジュネーブからバルセロナを経由してパルマ・デ・マジョルカに飛行機でやってきたそうです。父親は、到着48時間後に発熱がありましたが、現在の症状はないとのことです。他の3人の家族の結果は陰性とのことですが、完全に感染を否定するにはまだ時期尚早のよう。2回連続で陰性が出るまで、毎日、検体を採取して検査が行われます。
娘さんの一人は8日に発熱と嘔吐がありましたが、インフルエンザで陽性が出ているようで、コロナウイルスの可能性は低い模様です。
現在のところ、イギリス人の父親の症状は軽度のとのことで、特別な隔離病棟のある病院には移送されず、現在滞在する病院で経過観察を行ないます。現在、この男性と飛行機内で席が近かった人も含め、友人・知人等で接触のあった人たちを調査中です。
これにより、先日のカナリア諸島ゴメラ島の男性に加えて、スペインの新型コロナウイルスの陽性患者は2名となりました(以上、情報元1、2)。
【メモ】フランスのスキー場って?
今回、新型コロナウイルスの陽性反応があった男性ですが、感染元となったフランスのスキー場について、少し情報を加えておきます(スペインのお話ではないですが)。
2月9日現在、フランスでは11人の新型肺炎陽性患者が確認されています。うち新たに5人の陽性が判明したのが、フランスのスキー場と言われているアルプスのContamines-Montjoie (Haute-Savoie、スペイン語だとAlta Saboyaという地区)です。
このスキーリゾート地に、一人のイギリス人が1月24~28日に訪れました。この男性は、フランスに来る前に3日間シンガポールに滞在していました。そこで新型コロナウイルスに感染したと考えられます。
リゾート地に滞在中に、11人が彼と同じ建物に宿泊したとのことで、うち5人が陽性となりました。それぞれ、リヨン、グルノーブル、サン=テティエンヌの病院に入院しているとのことです(以上、情報元)。
今回スペインで陽性が確認されたイギリス人男性も、この地で感染したと見られています。
バルセロナの通信見本市、出席を取りやめる企業相次ぐ
バルセロナでは、「通信見本市(モバイルワールドコングレス~MWC)」という大規模なイベントが毎年開催されています。今年は、2月24~27日に開催予定ですが、毎年世界中から大量のビジネスマンが集まってくる大型イベントなだけに、新型コロナウイルスの影響が危ぶまれています。
現時点で、開催予定の変更はありませんが、参加人数を減らしたり、参加を辞退する企業も相次いでいます。たとえば、LGは2月4日に、エリクソンとNvidiaは2月7日に、イベントへの参加辞退を表明しています。一方で、HuaweiとZTEは参加の意向を示しつつも、参加人数等の規模は縮小するとしています(情報元)。
MWCは、コングレスの開催期間前後より新型コロナウイルスに関する問い合わせ窓口を24時間体制で受け付けるとしています。対象期間は、2月12~29日。電話番号は、+34900772020です(情報元)。
中国から帰国したスペイン人たちは今のところ症状なし
一方、2月1日に中国の武漢より帰国し、マドリッドの病院(hospital Gómez Ulla)の17階で経過観察中のスペイン人ら21名は、隔離生活8日目に突入しています。
その中に、スペインの新聞社エル・パイス(El Pais)紙さんの記者さんがいて、毎日ブログ的に情報をアップしてくれています。
こちらの記事を拝見するかぎり、帰国した方々は特に症状らしいものが出ることはなく、元気に過ごしてらっしゃるようです。
自主的に隔離措置をとるスペイン在住中国人たち
また、スペインに定住する中国人コミュニティの間で、自主的に14日間の隔離措置を取る中国人の取り組みが新聞にて紹介されていました(情報元~バルセロナの例、マドリッドの例)。
旧正月の休暇中に中国に一時帰国し、再びスペインに戻ってきた中国人が数多くいるわけですが、その人たちが自主的に14日間の隔離措置を取っているらしいのです。
例えば、バルセロナのケースでは、スペインに残っていた親族や友人が空き部屋をどこかから調達してきて、中国に滞在していた人は空港からタクシーで戻ってきたらそこに直行。食べ物等もすでに誰かが部屋にたっぷり備蓄していて、そこで過ごすらしい。外部とのやりとりは、インターネットのビデオ通話のみ。医者からも、14日間何もなければ家に帰ってきて大丈夫と言われてるとか。
もちろんあくまで自主的な措置なので、きちんと守っている人ばかりではないと思いますが、本人のためにも、周囲のためにも賢い方法ですよね。
2020年2月1日時点の現状
スペインでは2月1日時点で感染者は1名
下でお伝えした中で検査待ちの人がいましたが、その中から1名の感染が発覚しました。スペインで初の新型コロナウイルス(新型肺炎)の感染者です。
先日よりカナリア諸島のゴメラ島で隔離・検査結果待ちとなっていた5名のうちの1人で、ドイツ人の女性です。この女性は、中国を訪れたのち感染が判明した男性(ドイツで新型肺炎の陽性が出た7人のうちの1人)と、ドイツで接触した女性2人のうちの1人でした。
2人がその後、ゴメラ島を訪れていたところ、ドイツ側からの報告で、同島で隔離・検査となりました。さらに、女性2人とカナリア諸島で接触のあった3人のドイツ人男性含め計5名が検査対象になりました。検査の結果、1名の感染が判明した模様です。
ただし、感染の容態は軽症であり、ゴメラ島のHospital Ntra. Sra. de Guadalupeという病院で入院を続けながら、経過を見ていくとのことです(情報元)。
2020年1月31日時点の現状
スペインでは1月31日時点で感染者はゼロ
まず喜ばしいことに、スペインにおける2020年1月31日時点での新型コロナウイルス(新型肺炎)の感染者の数はゼロです。
ただし、検査の結果待ちの人が数名います。
具体的には、カナリア諸島のゴメラ島で5人の人が隔離、検査の結果待ちの状態になっています。また、シウダー・レアルで一人結果待ちです。
カナリア諸島はゴメラ島の5人は、ドイツ人のようです。うち2人が、ドイツ滞在中に、既に新型肺炎の陽性が出たドイツ人1人と接触したのち、ゴメラ島に来たらしく、ドイツ側から情報提供がなされて判明しました。当初該当者は2人でしたが、他の関係者3人にも軽い症状があることが分かり、5人がゴメラ島の病院で隔離・結果待ちの対象になっています(情報元)。
一方、シウダー・レアルの人は38歳で、肺炎はないけど、息苦しさ、熱があって、最近武漢に近い場所への渡航歴があった人だそう。こちらも検査の結果待ちになっています(情報元)。
今回がどうなるかは分かりませんが、これまでもスペインでは何件か疑いのケースが挙がってはその都度検査が行われ、陰性であったことが判明しています。
具体的には、ビスカヤ州のバラカルドで1人、アリカンテ州のトッレビエハで1人、アンダルシア州のグラナダで1人、カタルーニャ州のバルセロナで1人、アンダルシア州のマラガで7人、新型コロナウイルスに感染の疑いで検査がなされましたが、結果はすべて全てシロ(陰性)と出ています。今回も良い結果を期待したいです。
1月31日夜、武漢から21名のスペイン人が帰国
日本でも飛行機を数便に分けて、中国の武漢に滞在する日本人が帰国の途につきました。現在、主要各国が自国の武漢滞在者を呼び寄せるべく飛行機をチャーターしていますが、スペイン人の武漢滞在者たちもついに本日飛行機に乗りました。
武漢からの帰国組21名のスペイン人は、現地時間1月31日の午後7時ごろ、マドリッド(Torrejón de Ardoz)に到着しました。Wamos Airという航空機で、他の国の人々(イギリス、ノルウェー、デンマーク、ポーランド、中国)と共に現地時間の1月31日午前9時30分、武漢を離陸した飛行機は、途中イギリス(Brize Norton)に立ち寄りました。スペイン人一行はそこで降りることなく、イギリス人のみを降ろしたのち、飛行機はマドリッドに向かいました。
マドリッド到着後、デンマークの4人とノルウェーの1人(ポーランド人と中国人の人数は謎ですが)はそのまま自国を目指す一方で、スペイン人21名は、Hospital militar Gómez Ulla(軍病院ゴメス・ウリャ)に搬送されます。
病院の17階が彼ら専用のフロアとなり、2週間の隔離期間を過ごすことになります。
病院内では、身体的自由も保障され、しかるべき感染防止措置を行なった状態でなら家族との面会もできるそうです。
ちなみに同病院には、UAANと呼ばれる高リスクの感染症に対する隔離病棟が22階に存在していますが、滞在者に熱等の疑わしい症状が発現しない限り使用予定はないそうです(以上、情報元)。
なお、武漢の空港からイギリス(Brize Norton)経由マドリッド行きの飛行機に乗るまでの様子は、エル・パイス紙のジャーナリストであるハイメ・サンティルソさんが臨場感のある記事を執筆しており、下記より閲覧できます(スペイン語)。
新型肺炎が発生した際のスペインの受け入れ先病院は13
さて、新型コロナウィルス(新型肺炎)の陽性患者が発生した際の受け入れ先病院が13病院指定されました。
具体的には以下の通りです。
マドリッド自治州
- ラ・パス大学病院(La Paz)
- プエルタ・デ・イエーロ大学病院(Puerta de Hierro)
- ゴメス・ウリャ軍事病院(Gómez Ulla)
カンタブリア州
- マルケス・デ・バルデシーリャ大学病院(Hospital de Marqués de Valdecilla)
リオハ州
- サン・ペドロ病院(Hospital San Pedro)
- カラオーラ財団病院(Fundacion Hospital Calahorra)(Reserva)
ナバラ州
- ナバラ医療複合施設Complejo Hospitalario de Navarra (CHN)
- レイナ・ソフィア病院(Hospital Reina Sofía)
- ガルシア・オルコイェン病院(Hospital García Orcoyen)
カタルーニャ州
- オスピタル・クリニック(Clínic de Barcelona)
ムルシア州
- ビルヘン・デ・ラ・アーリシャカ病院(Hospital Clínico Virgen de la Arrixaca)
バスク州
- クルセス大学病院(Hospital de Cruces)
- ドノスティア大学病院(Hospital de Donostia)
- アラバ大学病院(Hospital de Álava)
上記に該当しない自治州でも、万が一患者が発生した場合は万全の体制で臨むとしています(情報元)。
(追記)実際のケースとして、新型コロナウイルスの陽性患者が出た後に搬送されている病院は、重症の場合を除き、上記にない病院も数多くありました。
実際に疑われる症状が出たらどうする?
とはいえ、実際に現地に住む人で疑わしい症状があった方は、まずは、かかりつけの病院に電話で連絡すると良いでしょう。
カタルーニャ州の場合は、症状の疑われるケースがある場合はまず、救急の番号である「061」番に電話するよう案内しています。中国人からの電話を想定して、電話は中国語の医療通訳の方につなぐこともできるようです(情報元)。
各自治州の具体的な電話番号については、こちらをご参照ください。
新型肺炎関連でスペイン語の有益な情報ソース
新しい情報が刻一刻と入ってくるのは、日本もスペインも変わりません。最新のニュースが見られるサイトをいくつか紹介しておきます(全てスペイン語)。
La Vanguardiaのライブニュース
まずはカタルーニャ州の老舗新聞社ラ・バングアルディア紙のページです。
ページトップに「Direct」という項目がありますが、Directのコロナウイルス関連ニュースでは、リアルタイムで情報更新がなされています。「Direct」のページのURLはしょっちゅう変わるので直リンクではなくホームページトップのURLを案内しています。
スペインのみならず、ヨーロッパの他の地域の情報等も早いタイミングで情報が入ってくるので重宝します。
El Mundo
こちらはスペインの大手新聞社エル・ムンドのニュースサイトです。
こちらの健康(Salud)欄から新型コロナウイルスに関する情報が閲覧できます。エル・ムンド紙が提供している新型肺炎関連のチャート系の情報もおススメです。
El Pais
こちらは、エル・パイス紙の新型コロナウィルスに関するニュースです。
幅広いテーマが扱われているニュースサイトです。ハイメ・サンティルソさんという記者さんが、武漢からの帰国組として隔離されているマドリッドの病院からのレポートの記事もおススメです。さらに、新型コロナウイルスの状況を一瞥できるインフォグラフィックのページも読みごたえがあります。
El Periodicoのライブニュース
同じくカタルーニャ州の老舗新聞社エル・ペリオディコ紙のページです。
ラ・バングアルディア紙より、少しだけ大衆色が強い感じの新聞で、地元に密着した情報が多めです。こちらでも、新型肺炎関連のニュースやライブニュースを適宜配信しています。
redacción médica
こちらは医療関係者向けの情報を配信しているredacción médicaのページです。
医療関係者向けということもあり、少しマニアックな情報もありますが、今回の新型コロナウイルスのような専門性のあるテーマを知るうえではチェックしておいて損はないソースと思います。
El diario
こちらはデジタル専門のエル・ディアリオの新型コロナウイルスに関するニュースです。
スペイン国内の地方のニュースが比較的多く掲載されています。
epdataの各種統計情報
こちらはepdataという統計サービスの会社が提供している新型コロナウイルスに関する情報ページです。
スペインのみならず、世界の新型コロナウイルスに関する情報がビジュアルで分かりやすく提供されています。
ユーチューバーのJabiertzoさん
こちらは多少毛色が違う情報なのですが、武漢近郊の当阳市(Dangyang)で中国人の奥様とユーチューバーをしているJabiertzo(ハビエルソと読むのかしら)さんのYoutubeチャンネルです。
Jabiertzoさんのチャンネルは、普段より中国の文化・生活を、ジャーナリスティックかつユーモアを交えて非常に興味深く紹介しているのが印象的です。
ですが、今回奥様のご実家が、武漢の隔離対象地区に指定されてしまい、現在もそこに留まっている状況です。そんな中、定期的に現在の隔離対象となった街の様子を動画でアップしてくれています。Jabiertzoさんは、社会学者というバックグラウンドがあるためか、コメントの節々からは社会学者的なフィールドワーク的視点が垣間見えます。現地の緊迫感を冷静に伝えてくれる非常に良い動画なので、スペイン語ではありますが、ぜひ一度ご覧になってみるのをおススメします。
国家安全保障局のプレスリリース
また、こちらはスペイン政府からの公式情報になりますが、内閣官房の国家安全保障局から出ているプレスリリースのページです。
こちらでは、新型コロナウイルスに関するスペイン国内の感染者数の情報が閲覧できます。
プレスリリースの感染者情報は、現在のところ毎日更新されており、私のようなバルセロナ在住者に届く日本領事館からのEメールは、こちらの情報をもとに配信されているようです。
~関連リンク~
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- 2月25日~27日までのスペインにおける新型コロナウイルスの感染者情報
- 2月15日以前のスペインにおける新型コロナウイルスの感染者情報
- 新型コロナウイルス関連でスペイン語の有益な情報ソース
- スペインにおける新型コロナウイルス患者の主な受け入れ先病院
- 日本のニュースサイト、公的機関発行情報、世界の統計に関するリンク集
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