IH用フライパンの購入で外せない重要なポイントとは?

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えっと、9年ちかくぶりにフライパンを買い替えました。その際に、絶対に、絶対に、譲れなかった、ある重要なポイントがありました。

本日は、フライパンのお話です。

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これまで使用していたティファールのフライパン

これまで使用してきたのは2010年10月にイギリスのAmazonで購入したティファールのフライパンでした。

IHクッキングヒーターはアルミ製が使えない

今の家に引っ越してきて、新居はIHクッキングヒーターだったため、それまで使用していたアルミ製の鍋・フライパンが使えないことが判明し、唯一愛用していたステンレス製のフライパンもガタが来たために、フライパンと鍋一式を購入したのでした。IHクッキングヒーターって、アルミの鍋やフライパンが使えない、と初めて知ったのもこの頃でした。

今は売られてなさそうな(10年近く前のものですからね)Preferenceというシリーズの鍋とフライパンです。

使用してきた感想としては、悪くないんだけど…満足していてもない、という感じでした。

前のフライパンの良い点・悪い点

良かったのは、とっても長持ちした点です。フライパンでさえ、9年近くは使えました。鍋の方は今でも現役です。

一方で、良くなかったのは、火が通るまで少し時間がかかることでした。

それまでガスのコンロしか使ったことのなかった私は、IHクッキングヒーターの温まりがとってもゆっくりに感じられたのです。前なら5分で得られた熱さが、10分なり15分かかるという。火力マックスにしても、それなりに時間がかかる。何気に時間のロスですよね。

IHクッキングヒーターと鍋には相性がある

そうこうするうちに、悪いのはIHではなく、IHクッキングヒーターと鍋・フライパンの相性だということに気づきました。

というのも、同時期にルクルーゼの鍋を購入したのですが、こちらは温まる時間がとっても早いのです。


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あっという間に鍋が温まり、しかも、一度温まってしまえば、少ない熱量で長時間煮込むことができる。IHクッキングヒーターとルクルーゼ鍋の相性は本当に最高です。ご飯も毎回、ルクルーゼで炊いてます。

というわけで、メインで使う鍋はルクルーゼになっていき、ティファールの鍋はあんまり使わなくなってしまいました。

なぜ、ルクルーゼの鍋は早く熱が通ったのか

それにしても、なぜルクルーゼの鍋は早く熱がとおり、ティファールはダメだったのでしょうか。

それは、別にティファールがいけないわけではなかったのです。

ズバリ、ルクルーゼは鉄しか使っていなかったから

ルクルーゼって鋳鉄の鍋なんですね。中身は全部鉄で、外側をホーローでコーティングしているだけ。だから、IHの熱の通りがとっても良かったのです。

一方、私が購入したティファールの鍋・フライパンは、IH対応とはいえ、本体のベースはアルミでした。アルミを使用していても、ステンレスも何層も重なっているので、きちんと温かくなるし、それなりに使えるのです。

鉄は、アルミに比べると、熱伝導性はずっと低いので、アルミを挟んである鍋の方がすぐに温まるような気がします。実際、ガスコンロで使用する分には、アルミ鍋の方が、ずっと温まるのは速いですよね。ですが、IHとなると、地味で目立たなかった鉄・ステンレスが何気に熱効率は良いのではないかと気づいたのです。

そう、IH用の鍋やフライパンは、いかに使用されているアルミが少ないか、逆に言えば、鉄・ステンレスが多いか、が鍵になるわけです。

もちろん、最近ではオールメタル対応のIHクッキングヒーターもありますので、オールメタルならあまり神経質にならなくても良いのかも。ですが、普通のIHだと、アルミが大めに使われている鍋はキツイです。

それでもティファールを使い続けたのは?

それならば、フライパンも鉄製にしてしまえばいいじゃない?と言われそうです。確かに、そうです。実際、我が家にも早い時期よりロッジのスキレットが導入されました。ルクルーゼで鋳鉄の魅力を知ったからです。8インチと10.25インチが家にあります。


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確かに良いです。卵焼きとかホットケーキとかすごく美味しくできます。肉もジュワっと焼けます。鉄分も摂れるし。

良いんですけど…、手入れが大変でした…(-“-)。洗った後はきちんと火を入れて乾燥させてから収納しないとうっすら錆びるし、使った直後は熱すぎて、すぐに洗えないし…。

さらに、油を入れるタイミングを少し間違えると、めちゃくちゃこびりつきます。料理のプロみたいな人なら、その辺余裕なのかもしれませんが、私みたいに家事を適当にやってる身としては、うわっやっちまった!が続くと凹みます。

結局、火が通るのに時間はかかるけど、コーティングが施されていて手入れが楽なティファールのフライパンを使う羽目になりましたとさ。

それから8年超が経ち、気が付けば、フライパンの中央部が焦げ付いてサーモスポットが見えなくなってきました。

新しいフライパンを選ぶ基準は?

これは、さすがに買い替えないとマズイだろうと思いまして、リサーチを開始。

ですが、今回の買い替えに当たっては、自分の中に明確にフライパンを選ぶ基準がありました。

それはズバリ以下の点です。

  • 素材の大部分はステンレスを使用していること
  • こびりつきにくいコーティングが鍋の中に施されていること

この2点は譲れませんでした。

重さに関しては、まぁ、重くても良いやと思っていました。もともと、鍋を持って(ふりあげて)調理することは、IHクッキングヒーターになった時点でほとんどなくなっていたので。

決めたのは、再びティファール

メーカーはティファールで良いやと思っていました。これだけ長持ちしたし、鍋の造りもしっかりしていたので。ですが、ステンレスを多く使ったものにしよう、と決めていました。

結局、私が決めたのが、ティファールのEmotionというフライパンです。

日本には同じブランドのものが見当たりませんでしたが、同じくステンレスをメインで作られているコンフォートマックスの一つ上のレンジかな、と思います。


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新しいフライパンが届いた

いざ開封!

実際に購入したのが、こちら。26センチのフライパンと、

20センチのフライパンです。

20センチの方については、これまで使用していた20センチのものと比べると、一回り小さくなっていました。

メジャーで測ってみると、今まで使用していたフライパンの外周が直径22センチなのに対して、

今回のは直径20.5センチ強といったところ。

火にあたる部分はどちらも直径16センチで、違いはなかったのですけどね。最初に見たときは、サイズを間違えたかなと思ったほどです。

一方で、26センチの方は、前回と比べて大きさに違いはなかったです。

実際に使用してみて…

というわけで、フライパンを買い替えて実際に使用してみました。

その感想は…

全然違う!!!

温まる速さが全然違います。速い!!!

今まで9年近く耐えてきた、私、バカです。なんで、もっと早く買い替えなかったんだろう。最近、キッチン周辺の製品の情報収集を怠っていたので、買い替えようという発想自体がなかったのです。

サーモスポットも見やすい

ティファールのフライパンの特徴の一つに、サーモスポットがあります。これは、鍋の熱さが180度になると、中央部の赤丸の中の細い線が見えなくなるのです。

この薄い赤い線がなくなるので、今が食材の入れ時だと分かるというわけ。

今回のフライパンは、サーモスポットも、今までのより、ずっと分かりやすく表示されるので、温度が適切になった瞬間がすぐに分かります。これまで、サーモスポットなんか全然みてませんでしたもの。今回は、調理中にきちんと目安に使えます。

温まるのも早いし、適切なタイミングがすぐに分かるので、調理のしやすさが断然違う。揚げ物も、よりパリっと仕上がるし、素材の火の通りをすごく調整しやすいです。調理時間も断然早くなりました。

さらには、少ない火の量で前と同じかそれ以上に仕上がるので、使用する電気の量も減るし、電気代の節約にもなる!。一石二鳥です。

フライパンの技術も10年足らずの間に進化してるのね、と実感しました。

なお、20センチのフライパンについては、前のより一回り小さくなっていたので、ちょっと小さかったかな、24センチにしておけば良かったかな、と最初は思いました。ですが、揚げ物に使うときなど、少ない油で効率よく調理できるので、実際に使ってみたら、思ったほど小ささは感じませんでした。

まとめ:大切なのは本体がステンレス!

というわけで、フライパン一つで、生活の満足度が上がりました。些細なことですが、こういう小さなことの積み重ねが大切!と思っております。

IHクッキングヒーターを使っている方は、フライパンや鍋の素材を確認することが大事です。ステンレス(もしくは鉄)を多く使用しているものを選びましょう。「IH対応」となっていても、アルミを主に使用しているものは、火の通りが本当にゆっくりです。本体の素材に「ステンレス」と書いてあるものがおススメです。

 

 

 

 

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