スペインで初リハビリ体験!理学療法って何気にスゴイ

ここ最近、生まれて初めてリハビリテーション施設に通って治療しています。正直今までこの手の施設にはあまり縁がなかった人間なので、スペインでこの年で初めての体験をしています。本日は、リハビリの体験談です。



きっかけは腱鞘炎

私がリハビリに通うきっかけとなったのは、腱鞘炎という症状でした。去年の12月ごろから気が付くと左腕・左肩が上手く動かなくなっていることに気づいたのです。いつからなのかは本人も良く分かりません。え、四十肩?

気が付いたら、あれ手が動かない、となっていたのです。

当初は、公立の地域の一般医に行ったのですが痛み止めの薬を処方されただけで、何も改善しませんでした。年を越えて1月末になっても、痛みはひどくなるばかりなので、私立の整形外科へ。

MRIを撮ったら、慢性の左肩の腱鞘炎と出ました。

なぜ腱鞘炎になったのか。最初は自分でもよく分かりませんでした。子供を抱っこしていた長年の負担が肩に来たのか、パソコンを打つ姿勢が悪かったのか、頭の中で原因究明のシナプスがグルグルと回りました。

てっきりパソコンのキーボードの打ちすぎが原因と考えて日本のアマゾンにマイクロソフトのエルゴノミックキーボードを注文したほどでした。

腱鞘炎?人間工学キーボードを使ってみた
ここ最近、左手がとっても痛いのです。最初は左胸のあたりだったのが、左上腕部に痛みが広がってきて、いったい何なんだろうと思っていたのですが...

ですが、ある日一つ思い出したのです。それは
転倒
でした。

犬を追いかけて転倒

去年の11月初頭に犬を散歩させていたところ、リードフリーの犬が近づいてきて、うちの犬に襲い掛かってきたのです。うちの犬も反応した際に首輪がスコっと外れてしまいました。犬を追いかけようとダッシュして私も転倒。左側から倒れこむ形でコンクリートの地面に強く身体を打ち付けたのでした。

なんとか犬を取り押さえた後は、自分の犬が片足を引きずっていることばかりが気になっていて、自分の症状には全く無頓着だったのです(その後、犬の怪我は完治)。

何日間か左腕が痛かったけれど、アザにもなっていないし、そのうち治るでしょうと何もしなかったのでした。

それから1か月以上経って、左腕の違和感に気が付いたわけですが…。まさかここまで長びくとは予想さえしていませんでした。

整形外科からリハビリへ

整形外科医の先生は、私にリハビリテーションの施設へ行くよう指示しました。大きい病院でリハビリ施設も併設されているので、迷わずそちらへ。そこでトータル30セッションが開始されました。

私の加入している民間の医療保険には、リハビリ治療が年間35セッションまで無料で受けられるので助かります。

その日から、私のリハビリ生活が始まりました。基本、平日は毎日行かないといけないのですが、さすがに毎日はキツく、本日に至るまで週に3回のペースで通っています。

スペインのリハビリ施設

というわけで、スペインのリハビリ施設の中に初めて入りました。リハビリ施設といっても様々なタイプがあり、クリニックの規模等によって全然違うと思うのですが、私が通っているのは、大病院内のリハビリ施設です。

フロアの雰囲気は、普通のスポーツジムみたいな感じです。スポーツジムで使うようなマシンがあちこちに置いてあって、様々な人が様々なことをしています。

普通のジムと違うのは、指導しているのがトレーナーではなく理学療法士の方々で皆が白衣を着ていることと、ジムのあちこちに簡易ベッドが置いてあることでした。

理学療法士の方々は5-6人が常駐していています。患者さんの方は常に15~30人はいる感じ。

プロのサッカー選手のオーラ

患者さんの年齢は、子供から老人まで実に多様。プロのスポーツ選手もいます。プロの人だけ部屋が分かれているのですが、療法によっては、皆がいる部屋にやってきて治療しています。

どうやらプロのサッカー選手の人たちらしいのですが、私は最近の選手には全然詳しくないので、どこのチームの誰なんだかさっぱり分からない。バルサ?エスパニョール?

ただ、あれですね、プロ選手って何とも言えないオーラがあるので、すぐに分かるんですね。我々一般人と何が違うんだろう、とちょっと観察してみました。すると気づいたのが、細部までキラキラしてるんです。

アクセサリやシューズやシャツやズボンが、高そうで新しい。男なのにヨレヨレのシャツとか着てないわけですよ。だからといっておろしたての新品ってわけでもなくて、着るものがいっぱいあって、上手くローテーションしてるんだろうなっていうレベルの新しさ。いちいち小物が眩しい感じ。

プロの選手はスポーツ中の怪我でこの場にいるのでしょうが、同じフロア内には、交通事故等の怪我でやってきてる人や、加齢で体にガタが来た人や、手術等で入院してた人など、本当に千差万別です。怪我の箇所も足のひざだったり、腿だったり、手の指だったり、腕だったり。こんなに多種多様な人々が一つの空間にいるってなかなかないよなぁ、としみじみ思ったのでした。

どんな治療を?

自分が通い始めるまで、リハビリがどんな治療をするのか知らなかったのですが、私が行なっているのは以下のような感じです。

まずは、リハビリ施設に到着し、受付を済ませて、しばらくすると名前を呼ばれます。

個室のベッドに横たわると、理学療法士の人が赤外線を当てるマシンを持ってきます。その赤外線を左肩に当てること15分間。私は、簡易ベッドで横になりながら、スマホを眺めたり、目を閉じたりしてお休みします。

赤外線療法が終了すると、スポーツジムのようなフロアへ行き、鍵付きロッカーに私物を入れて、初日に理学療法士さんから指示されたメニューを自力でこなします。具体的には、左肩をブラーンと垂らして、グルグル振り子のように回したり、壁に設置されたミニ梯子に沿って手を上から下に動かしたり、といった軽い運動です。

それを2-3セットすると、担当の理学療法士さんに呼ばれます。そして、同じジム内にあるベッドに横たわると、理学療法士さんが上に下に、右に左に、左肩を複数回、動かしてくれます。自分でやるには痛いなーキツイなーという領域まで動かしてくれるので、これは人にやってもらってこそだなと思います。これが時間にして10~15分くらい。

これで完了です。最後は冷風が出てくるマシンを左肩にあてて冷やして、患部をクールダウンさせて終了。トータルで45分~1時間といった感じでしょうか。

効果は?

正直、これまで理学療法・運動療法って何?という程度の知識しかなくて、本当に効くの?と半信半疑でした。

ですが、セッションを重ねていく中で、本当に腕の可動範囲が広がっていくのは驚きでした。最初は左腕を90度も動かせなかったのですが、20セッションを超える頃には180度大丈夫になっていました。

今は、腕を完全に真上に持ち上げる際にまだ痛みがあり、手を後ろに回すのがまだ少しキツイな、というレベル。

当初は、本当に腕が動かなくなくて、日常生活にもかなり支障があったので、それに比べたら大きな改善です。リハビリってあなどれません。

整形外科医の先生には、リハビリを10セッション消化するごとに経過を見てもらっています。30セッション終わっても完治していなければ、ヒアルロン酸を肩に注入すると言われています。

アンチエイジングでもないのに、顔のシワを伸ばしたいわけでもないのに、体にヒアルロン酸なんか入れたくありません。このまま治ってほしいな、と願っている毎日です。

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