昨日は、スペインにおける人間の医療制度の愚痴なんぞ述べてしまいましたが、
飼い犬ネモの動物病院について言えば、人間の場合よりもはるかに良かったのです。つまり私なんかよりネモの方が断然、医療環境的には恵まれていたのです。
もちろん、動物病院に保険は一切ききません。日本だと動物用の医療保険とかあるみたいですが、ワタシの知る限り、スペインにはないみたいです。大手の保険会社で動物保険みたいなのを見かけますが、それは、対人間保険。つまり、飼い犬が誰かを攻撃したり、噛んだりして、傷つけた際の損害賠償用の保険みたいなものらしいです。だから、動物へかかる医療は100%自己負担。そりゃ、仕方ないですね。
動物のお医者さん
ネモの場合、自宅から一番近いところにある動物病院が、歩いて5分のところにあります。そして、何が良かったのかといえば、そこが24時間対応あり獣医の専門医多数ありで、スペイン国内でも有数の動物病院だったのです。わざわざ遠隔地からやってくる人たちもたくさんいるような病院ですよ。こりゃもうラッキーとしか言いようのない。
ただし、値段は高い。
たとえば診察料だけ取ってみても、個人でカジュアルにやっている獣医さんと、総合病院みたいな動物病院の獣医さんとでは2倍以上差があったりします。もちろん、くだんの動物病院の診察料はトップクラス。
病院の使い分け
ですが、予防接種とかちょっとした用事なら、もう少しお手ごろな所ないかしら、と思ってしまうのが人心。
というわけで、予防接種などは、自宅に来てくれる個人の獣医さんにお願いしています。ネモの化学去勢も個人の獣医さんにお願いしたのでした。この方は男女二人でやっている獣医さんで、電話でも気楽に相談に乗ってくれるとっても親切な方々。もともとは、訓練士さんからの紹介で知ったのでした。
とはいえ、緊急事態が生じた場合は、近所のハイレベル動物病院は心強い味方です。
そして、ネモは今月だけで2回も、しかも全くの別件で、その近所の動物病院にお世話になってしまったのでした。
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