Puppy LinuxのFrugalインストールにチャレンジ!

さて、1年前に母の古いWindowsXPパソコンにPuppy Linuxをインストールした記事を書きました。

Puppy Linuxを古いWindowsXPパソコンに入れる際の注意点
前回は、実家の車庫にて忘れ去れていた10年以上前の母のパソコン(WindowsXP)を子供用のパソコンに復活させようという記事を紹介しま...

この時は、やり方がよくわからず、Frugalインストールといいながら、新規でパーテーションを作成して、Puppy Linuxをインストールしていたため、それはFrugal インストールじゃないよ、というご指摘を受けていたのでした。

では、果たして、Frugalインストールってどうやるんだろうと疑問に思っていたのですが、母のWindows XPパソコンは実家にあったため、今にいたるまで確認できぬまま、今回再び日本に一時帰国した機会にFrugalインストールに再チャレンジすることとなりました。

結果的には…できました!

かなり苦戦しましたけどね(^^;。

今回は、Puppy LinuxのFrugalインストールに関する記事です。



Puppy LinuxをWindows で利用する

Windowsが動いているパソコンでPuppy Linuxを動かす一番簡単な方法は、DVDなりUSBにOSイメージをコピーして利用する方法です。

実際、これで事足りてしまうことが多いので、面倒なことを望まない場合は、DVDなりUSBなりからPuppy Linuxを起動させて利用するのが無難です。

Puppy Linuxのファイルはこちらからダウンロードできます。

Puppy Linux 日本語版

一方で、やはりOSはDVDやUSBからではなく、ハードディスクから立ち上げたいと強く望む方もいらっしゃると思います。私もそう考えた人間の一人でした。

ハードディスクにPuppy Linuxをインストールする方法にもいくつかありますが、今回は、Frugalインストールを行ったプロセスを書いていきます。

なお、今回、参考にしたサイトは以下の英語サイトです。

How NOT to install Puppy Linux (to hard disk)
How NOT to install Puppy Linux to hard disk

基本、私が行なったことは、こちらに書かれておりますので、困ったときには参照してくださいませ。

Frugal インストールをやってみる

Puppy のファイルをWindowsと同一のパーテーションにインストール

今回、Puppy LinuxのFrugalインストールを行なうのは、Windows XPが入っているのと同じパーテーション内です。

まずは、USBなりDVDからPuppy Linuxを立ち上げます。私はすでに別のパーテーションに入っているPuppy Linuxを立ち上げました。

そして、メニューから「セットアップ」→「Puppyをインストール」を選びます。

すると、「インストール」という画面が出てくるので、ここで「Frugalインストーラを実行(推奨)」を選択します。

次に、どこにPrecise Puppyをインストールしますかと聞いてくるので、インストールするパーテーションを選択します。

上の画面を、少し拡大してみてみます。

私の場合、Linux用のパーテーションを既に作ってしまっているので、パーテーションが多めに表示されています。

ですが、今までWindows XPのみを使ってきたパソコンなら、2つか3つのパーションが表示されているはずです。

Windowsを使用している分には、Cドライブとして、1つのパーテーションのように表示されていましたが、実際は、リカバリー領域のsda1と、通常領域のsda2の二つに分かれていたことが分かります。

今回は、普通、使用しているWindows XPがsda2にあるので、「sda2 ntfs」を選択し、Windows XPが入っているのと同一のパーテーションに、Puppy Linuxをインストールします。

また、好きなフォルダ名にインストールできるので、今回は、Puppy Linuxをインストールするフォルダとして、puppyという名前を付けてあります。ここにはお好きな名前をどうぞ。

そして、OKボタンを押すと、ファイルをコピーしています…と表示されて、

Precise Puppyのファイルは無事インストールされました。と表示されました。ここでは、Grub4DosConfig云々は無視をして、終了ボタンを押します。

実際、Puppy Linux上で、Sda2の中身を見ると、puppyフォルダが作られていて、

Puppyフォルダの中身を見ると、4つの新しいファイルが生成されています。

ここまで確認できたら、いったん、USBなりDVDなり別パーテーションで動いているPuppy Linuxを終了させてWindows XPを立ち上げます。

以前はここまでやりまして、再起動したらエラーになってしまったのです。

あの時は、まだやることが残っていたんだ、と今になって気づきました。

というわけで、次に進みます。

ここで、「Windows」を選ぶといきなりリカバリープロセスが始まってしまって青ざめます(汗)。ですが、Windows が消えたわけではないので、ここでリカバリーは実行しないようにしましょう。

ここではWindowsを選ばずにAdvanced menuを選択します。

つぎに出てくる画面で、

「Microsoft Windows XP Home Edition (sda2)」を選びます(私の場合)。すると、いつものWindows XPが立ち上がってきます。もし、ディスクのエラーチェックが始まってしまった場合は、そのままチェックを行なってしまいましょう。

ZIPファイルをダウンロード

ここで、Puppy LinuxのサイトからZIPファイルをダウンロードしてきます。

最初はWindows XPのブラウザからダウンロードしようと思ったのですが、IEのサポートが終了していて、インターネットブラウザが利用できない(涙)。仕方なく、別のパソコンでダウンロードしたZIPファイルを、USBスティックにコピーして使用しました。

こういうファイルですが、解凍して、Windows XPのCドライブ直下に置きます。xp-bootというフォルダ名ですが、私はbootというフォルダ名に名称変更しました。フォルダの名称を覚えておきましょう。

解凍後のフォルダを開くと、こんな感じで4つのファイルが出てきます。grubinstall.exe、menu.lst、stage1、stage2の4ファイルです。

Grubinstallをインストール

まず、Grubinstall.exeをダブルクリックして、Grubinstallをインストールします。

すると、一瞬、黒いターミナル画面が現れて消えました。

Menu.lstを編集

次に、menu.lstを、テキストエディタで編集します。

画像が見にくくて恐縮ですが、最初のままだとこんな感じに表示されているはずです。

このうち、title…と始まるところを編集します。Puppy Linuxは複数のOSを同一のパーテーションにインストールができるので、デフォルトの設定では、BoxPup 4.13とpuppeeeという2つの例が記述されていますが、今回は1つで良いので、puppeeeというのを消しておきます。

title以下を書き換え

そして、title…以下を好きな名前に書き換えます。今回は「Puppy Linux in WindowsXP」としました。

root…の記述を書き換え

さらに、root (hd 0,0)というのは、Puppy LinuxのOSが入っている場所です。先ほど、Puppy Linuxをインストールした場所を入れます。0,0というのは、1つ目のハードディスクの、1つ目のパーテーションという意味です。ここを自分の使用環境に合わせて変更します。

私の場合、Puppy LinuxがインストールされたpuppyフォルダはWindows XPで見るとCドライブに入っていましたが、Puppy上で見ると、sda2に入れたことになります。物理的なハードディスクは1つだけなので、私の環境では、「1つ目のハードディスクの、2つ目のパーテーション」になります。ちなみに、1つ目のパーテーションはWindowsのリカバリー領域になっています。

なので、私の環境では、ここの数字を「root (hd 0,1)」と変更する必要がありました。

最初、これに気づかなくてかなーり悩みました。この数字、結構重要です。

Kernel…とinitrd…のフォルダ名を変更

さらに、デフォルトではその後、以下のように記述されています。

kernel /boxpup/vmlinuz psubdir=bootup pkeys=us
initrd /boxpup/initrd.gz

このboxpupの部分をpuppy linuxをインストールしたフォルダ名に変更します。

私の場合puppyというフォルダ内にインストールしたので、変更後は以下のとおり。

kernel /puppy/vmlinuz psubdir=puppy pkeys=us
initrd /puppy/initrd.gz

変更箇所は3か所psubdir…の部分も忘れないようにしましょう。

変更後は、こんな感じになりました。

WindowsのBoot.iniの内容を変更

さらにもう一つ、Windows のboot.iniのファイル内容を変更します。

Windowsのboot.iniはルート直下にあります。私の場合、Cドライブ直下。

windows XPでのboot.iniの表示方法

ただし、最初はCドライブ直下にboot.iniのファイルが表示されなくて、一体どこにあるのさー、とめちゃくちゃ迷いました。

boot.iniは、ファイルのエクスプローラーでCドライブに移動したのち、「フォルダオプション」→「表示」→「保護されたオペレーションシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを解除しないと表示されませんので、注意です。

さっそく、boot.iniを変更します。このboot.iniは重要なファイルなので、誤って消したりしないように気を付けましょう。事前にバックアップを取っておいても良いかもしれません。

画像が見にくくてすみませんが、boot.iniをテキストエディタで開いたら、最後の一行に

C:\boot\stage1="Puppy Linux in Windows XP"

と加えます。「\」は、円ではなくて、バックスラッシュです。Windowsだとバックスラッシュは\と表示されるんですね。

このC:\boot\stage1のbootフォルダというのは、先ほど、PuppyのサイトからダウンロードしたZIPファイルを解凍したものが置いてある場所です。私はxp-bootをbootに名称変更してあるので、こうなっています。

また、”Puppy Linux in Windows XP”の箇所は、お好きな名前を入れることができます

これで完了です。

実際、再起動してみると…

青いメニュー画面

最初の画面では、Advanced menuを選択します(画面に表示されているPuppy は別途、パーテーションを切ってインストールされているPuppyなので今回は関係なし)。

環境によっては、このブルースクリーンは表示されずにいきなり、後述の黒い画面が出てくる場合があるかもしれません。その場合は、この記述は無視して下に進んでください。

Advanced menuを選択すると、次にリストがだーっと出てくるので、

再び、「Microsoft Windows XP Home Edition (sda2)」を選択します。

黒いメニュー画面

すると、今度は黒い画面になり、オペレーティングシステムの選択として、Windows XPとPuppy Linuxが選択できる画面が登場しました。

Puppy Linux in Windows XPというのは私が設定した名称ですが、先にboot.iniで設定した名称が表示されるはずです。

ここでPuppy Linuxを選ぶと、Puppy LinuxのOSリストが出てきました。ここで、「Puppy Linux in Windows XP」とあるのは、先にmenu.lstで設定した内容です。

これを選択しますと…

Puppy Linuxが立ち上がりました。はぁ、良かった!

Frugal インストールをやってみて

以上、Puppy LinuxのFrugalインストールを行なったプロセスを紹介しました。一度おこなってしまえば、なんてことないんですけれど、最初はやり方がわからなくて結構悩みました。

特に、menu.lstで、root (hd 0,0)をroot (hd 0,1)に変更しないといけないというのに気づけなくて、結構ハマりました。起動画面でPuppy Linuxを選んでもエラーになってしまって、はてどうしたものか、と。ここは、Puppy Linuxの入ったフォルダのある場所を指定しなければいけなかったんですね。

Puppy LinuxのFrugalインストール。一度、やってしまえば、軽いし、とっても快適です。皆さんもぜひ、お試しくださいませ。

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