コーギー犬ネモのマダニ・ノミ対策

犬のお世話やグッズ
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少し前より、ニュースでマダニの感染症が話題になっていました。

マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」というのがありまして、先日は、ペットの犬からSFTSに感染した徳島県の男性が亡くなったというものです。犬からの感染が確認されたのは世界初だとか。以前にも、ペットの猫に噛まれてSFTSに感染して亡くなった女性の方もいらっしゃいました。

ダニとマダニの区別さえ付いていなかった私ですが、あらためて、ペットのノミ・ダニ対策はしっかりしなければならないと実感しました。

本日は、スペインの我が家で長年行っているノミ・ダニ対策のお話しです。

そもそもダニとマダニって違うの?

ダニといえば、家の中にいる目に見えないサイズの印象がありました。

一方で、今回、ニュースで報道されているマダニは目で見てすぐ分かる巨大なものです。

そう、ダニといってもいろいろな種類がいるんですね。詳しくは、餅は餅屋で、アース製薬さんのページが参考になります。

http://www.earth-chem.co.jp/gaichu/knowledge/dani/

私の住むスペインでは、一般にダニには、「柔らかいダニ(garrapatas blandas)」と「固いダニ(garrapatas duras)」の2種類が存在すると言われていて、マダニのように人や動物に病気を媒介する怖いダニというのは、「固いダニ」の方なんだそうです。

わが家のノミ・ダニ対策

さて、9年前にわが家にコーギー犬ネモがやってきてからというもの、ノミ・ダニ対策は欠かしたことがありません。

ネモは、基本的に家中どこでもウロウロしているし(ただし短足なので、一定以上の高さには上れません(^-^;)、私たちのベッドやソファにも上がるし、生活範囲は人間とほとんど一緒。

なので、お互いが気持ちよく暮らすためにも、ノミ・ダニ対策はしっかり行っておきたいというわけです。

わが家のノミ・ダニ対策は2本立てでやってます。

それはズバリ、スカリボル(Scalibor)というノミ取り首輪と、フロントライン(Frontline)というピペットの二つです。

以下、詳しく見ていきます。

スカリボル(ノミ取り首輪)

スカリボル(ノミ取り首輪)は、6か月に一度交換します。

スカリボルについては、過去に記事を書きましたので、興味のある方はご参照くださいませ。

犬のリーシュマニア症を知っていますか?
犬のリーシュマニア症について少し調べてみました。犬のリーシュマニア症とは?症状は?犬から人への感染はあるの?予防法は?といった疑問について考えます。
ネモ犬のノミ取り首輪を交換 リーシュマニア症防止のスカリボー
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こちらは、ノミ・ダニにも有効ではあるのですが、南ヨーロッパに存在する犬の命を奪いかねない恐ろしい病気リーシュマニア症を媒介するサシチョウバエ対策で使用しているものです。

スカリボル(のみ取り首輪)には、デルタメトリンという農薬や殺虫剤に使用される成分が付着しています。犬の首の回りにそういう成分が、常に付着しているというのはあまり気持ちの良いものではないですよね。

ウチの場合、リーシュマニア症という死に直結する病気を防ぐために仕方なく使用しているという感じです。

なので、日本のようにリーシュマニア症が存在しなくて、普通のノミ・ダニ対策で使用するのなら、この手のノミ取り首輪は必要ないんじゃないかなと思っています。

日本でも、市販されている犬・ネコ用のノミ取り首輪はありますが、その多くはフェノトリン、ピリプロキシフェンといった殺虫剤の成分を使用しています。

ワンちゃんのノミ・ダニ対策だけならば、ノミ取り首輪ではなく、次に挙げるようなピペットタイプのもので対策することがおススメです。

フロントライン(ピペット)

わが家で長年使用しているもう一つのノミ・ダニ対策が、ピペットタイプのフロントラインという製品です。

ピペットは、夏場(4~9月)は1か月に1度、冬場(10~3月)は2~3か月に一度使用しています。スペインでも比較的温暖な地方に暮らしているので、冬場でも一応注意しています。もっと寒い地域に住んでいる場合は、冬場はもう少し使用の頻度が低くても問題ないと思います。

フロントラインは、フランスのメリアル社の製品です。メリアル社は2017年1月より、ドイツのベーリンガー・インゲルハイム社の子会社となっています。

フロントラインの製品にはいくつか種類があって、ヨーロッパでは、フロントライン・スポットオン(Frontline spot-on)、フロントライン・コンボ(Frontline combo)、フロントライン・トリアクト(Frontline Tri-act)といった製品が販売されています。

フロントライン・スポットオン

日本でも、フロントラン・スポットオンとして販売されている製品です。

フィプロニルという成分が入っており、このフィプロニルにより、成虫のノミを12~18時間以内に、マダニを48時間以内にほぼ100%駆除します。

ノミのライフサイクルを遮断しますし、新たに寄生するノミのほぼ100%を産卵する前に駆除できるとか。

効果は、ノミには約2ヵ月間、マダニには約1ヵ月間とのことです。

フロントライン・コンボ

フロントライン・コンボは、日本では、フロントライン・プラスという名前でおなじみです。

わが家では、これまで、ずっとフロントライン・コンボを利用していました。

フィプロニルとメトプレンという二つの成分が配合されています。

ここが、最初のフロントライン・スポットオンと異なる点です。

フィプロニルにメトプレンという成分が加わったことで、メトプレンという成分が、ノミの成虫のみならず、ノミの卵の孵化や幼虫まで阻害してくれます。このノミの卵や幼虫にまで効くというのが、フロントライン・コンボ(プラス)の大きなメリットとなっているところです。

日本では、フロントライン・プラスは、動物病院で処方されるようなのですが、ネット通販でも販売しているところはあるようです。

フロントライン・トライアクト

もう一つ日本ではほとんど販売されていないのですが、フロントライン・トライアクトという製品があります。

フロントライン・コンボ(プラス)に入っていたノミの卵をやっつけるメトプレンという成分の代わりに、トライアクトにはフィプロニルとペルメトリンという成分が入っています。

ペルメトリンは、これまた殺虫剤の成分なのですが、サシチョウバエ、ダニ、蚊(フィラリア)などの殺虫に効くそうです。

結局、どのフロントラインがいいの?

ノミやダニがそこまでいない環境の人なら、フロントライン・スポットオン

ノミの卵や幼虫まできっちり取りたいならフロントライン・コンボ(プラス)

サシチョウバエや蚊の殺虫を取るなら、フロントライン・トライアクト

という選択肢になりますかね。

わが家の選択

わが家ではずっと、フロントライン・コンボ(プラス)を使用してきましたが、今回、夫に頼んで、スペインのペット用品通販で購入してもらったところ、フロントライン・トライアクトを注文したようでした。

こちらがショップから届いた段ボールの中身。

ついでに、ドッグフードも購入したようです(^-^;

フロントライン・トライアクトは今まで、使用したことはないですが、サシチョウバエ対策としては、Scaliborを使っているので、フィラリア(スペインにはあまりいないけど)対策としては有効なようです。本当は、コンボの方を買ってほしかったけど…、まぁいっか。

こちらは最近のネモ犬。

耳を前方にピンと立てて集中力全開。

こういうお顔をするときは、目の前に何かがある場合がほとんどです。

そう、食べ物(ブルーチーズ)を見つめています(^-^;。

まとめ

以上、ノミ・ダニ対策のグッズについて紹介してまいりました。

なお、フロントラインシリーズは、犬の体重によって、数種類ありますので、購入の際には、自分のワンちゃんに合ったサイズかきちんと確かめてから購入しましょう。また、1ピペット入り、3ピペット入り、6ピペット入りなどいくつかバージョンがありますので、値段を比較する際には、個数の違いにも着目することをおススメします。

不安な方は、かかりつけの獣医さんに相談して、獣医さんで直接処方していただくと良いかと思います。

また、フロントラインとは別に、同種の商品で、バイエル薬品から出ているアドバンテージプラスというものもあります。

アドバンテージプラスは、イミダクロプリドとピリプロキシフェンという成分が入った商品です。効果としては、フロントライン・トライアクトに近いという印象です。

不安・不明な点は、獣医さんに相談してみましょう。

皆様のワンちゃんのノミ・ダニ対策に少しでも役に立てれば光栄です。

 


【参考】

 日テレ24 2017年10月11日

 産経ニュース 2017年7月24日

 

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