【子ども】今度は海外(スペイン)にはあって日本にはない予防接種

子どもの健康
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先日は、日本にはあって海外(スペイン)にはない予防接種を取り上げましたが、今回は逆に、スペインにはあって、日本にはない予防接種であるB型髄膜炎のワクチン、Bexseroについての記事です。(下に続く…)。

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新しいワクチンの存在を知る

2歳になってからというもの受けるべき予防接種の数はぐっと減りました。スペインで受けられなかった水ぼうそうの予防接種の2回目を日本で受けたくらい。その時も副作用などは出なかったので、0歳時の頃に肺炎球菌で高熱を出した頃のことなど遠い記憶となっていたのでした。

そして、もうすぐ3歳になろうという時期に、いつもの小児科に定期検診に行ったのですが、その時に、新しいワクチンの存在を知りました。

そのワクチンは、B型髄膜炎(Meningitis B)という病気のためのものでした。お医者さんの説明によると、それは、まだ新しいワクチンで、定期接種ではなくて任意接種なので有料になる。具体的には、106.15 ユーロ(1万2千円相当)☓2回分、つまりトータルで2万5千円程度の費用がかかる。でも、B型髄膜炎の症例は確かに少ない。ですが、万一罹ってしまうと、死亡率の高い病気なので予防できるならするに越したことはない、とのことでした。

B型髄膜炎(Meningitis B)って

C型髄膜炎とは別のもの

髄膜炎の予防接種…って、もう既に終えた気がするんですけど…と思いました。

スペインでは、C型髄膜炎の予防接種が定期接種となっています。うちの子も生後2ヶ月から数回、接種を行なっています。ですが、今回のは、C型ではなくてB型の髄膜炎なんだそうです。

うーん、有料だし迷いました。でも、「万一罹ってしまうと、死亡率の高い病気」と言われれば気が気でありません。

実際に病気になる可能性は?

私の住む地域ではどれほど罹る確率があるのか調べてみました。

まず、日本では髄膜炎菌自体がマイナーで年間国内では20例にも満たないそうです1 。だから、C型髄膜炎でさえ予防接種のカレンダーに含まれていないのでしょう。

一方、スペインをはじめとするヨーロッパ諸国では散見される病気です。症例は決して多くはありません。スペインでB型髄膜炎に感染するのは、毎年400~600人程度2 。とはいえ、その死亡率は10~30%と言いますから、死亡率がかなり高いことが分かります。私の住むカタルーニャでも、2008年にタラゴナで死亡例が確認されている3 と説明を受けました。カタルーニャ以外でも2015年にはガリシアとセビージャで死亡例が確認されているようです4 。また、ごく最近ですが2017年3月にカタルーニャのジローナとマンレサで亡くなった子どもがいたそうですが、マンレサの9歳の女の子は、病原菌の分析の結果、B型髄膜炎ではなくC型髄膜炎であったことが判明したそうです。

そんな話を聞いてしまうと、やはり予防接種を受けないわけにはいかない気持ちになりました。結果、第1回目の予防接種を2016年10月に受けたのです。

第1回目の予防接種の副作用

やはり熱が出た

過去の肺炎球菌の予防接種で高熱を出したという経験がありますから、副作用には敏感になっている私達。予防接種を受けた当日は、当然警戒していました。案の定、接種後、数時間すると熱が出てきました。結構、高い。やはり38度超えてきます。お医者さんに言われていたとおり、アセトアミノフェンの飲み薬を飲ませました。

薬嫌いは苦労します

とはいえ、うちの息子は薬が大嫌い。飲み薬の甘いような苦いような味が本当にダメ。小さい頃は、ヨーグルトやジュースに混ぜてごまかしていたのですが、だんだん知恵が付いてきたのでしょう。薬が入っているとすぐに分かるようで、ジュースには決して口を付けません。日本みたいに粉薬で処方してくれた方がまだ誤魔化せる気がします。

最後は無理やり口に含ませることとなり、子どもは泣き叫ぶわ、ショッキングピンク色の飲み薬の液体が周囲に飛び散るわ、ソファや服がベトベトになるわで、我が家では阿鼻叫喚の地獄図が繰り広げられたのでした。ちゃんと飲めていたのかも、もはや不明。

熱の出る期間が長め

このため、熱は微妙に下がらない状態で推移、そんな感じが2日間以上続きました。0歳児のときの肺炎球菌の高熱は24時間で治まっていたことを考えると、今回のワクチンはかなり手強い。あとで聞いた話によると、1週間ほど注射を打った箇所が痛いと息子は幼稚園の先生に言ってたそうです。嫌だな、コレ。私はそう思いました。

その嫌な予感は数カ月後に的中します。第2回目のワクチン接種。あんな酷い副作用が出るとは予想さえできませんでした。それは次回の記事でお話します。

【子ども】B型髄膜炎の予防接種の酷かった副作用の体験
3歳の子どもが、2017年1月に、B型髄膜炎のワクチンBexseroの第2回目の予防接種をしました。すると、注射を打った方の上半身に異変が。今回は、予防接種の副作用のお話です。

 

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