3月8日は、記念すべき大雪の日になりました。
私の住んでいる街で、ここまですごい大雪が降るのは、1960年代以来らしい。なんて、今回は、ながながと雪模様を紹介しちゃいます。
雪が降れば、交通機関は止まる
私の住んでいるところは、結構山の方にあるんで、坂がきつい。なので、案の定、バスはオールストップ。
嫌な予感がした私は、大学行くのをやめて(この日は、わざわざ英国からビッグな先生が講演するためにいらっしゃっていたんですが、ゴメン!って感じ)、一日中家にいることにしたので何ともなかったんですけれど、Rは仕事から戻るとき、バスは、途中の地下鉄の駅近の停留所でストップしちゃって、その先は行けなかったから、そこから地下鉄に乗って、そこから、歩いたらしい。
普通に歩けばなんともない距離ですが、雪がかなり積もっていたから、上り坂を歩くのは結構大変だったみたいです。
短時間でたくさんの雪
今回、どれだけ雪が降ったかを示すために、比較写真をご用意しました。
左は、雪が降り始めたばかりの午後2時ごろの様子。右は、その3時間半後の午後5時半の様子。
まずは、ベランダからの風景。
目の前の建物の屋上にはどっさりと雪が。手前の洗濯物を干すロープにも、どっさり雪が積もっていますでしょ。
次は公園の入り口の様子。
ここでは、ネモたちの周辺が、足跡でボコボコになっていることに注目。
さて、このエリアでこんな大雪が降るのは、何十年に一度あるかないか、って大イベントなのです。というわけで、午後5時半の時点で、子供たちや、主婦や、年金生活者や、早々仕事を切り上げて帰ってきたサラリーマンやらが、どかどかと道に公園に繰り出しまして、カメラやビデオ片手に、雪を愛でるべく物見遊山しているわけです。おかげさまで、路面はあっという間に、足跡でボコボコに。
さてさて、次は公園の中へ。
この右の写真を見て分かると思いますが、この時点でまだまだすごい吹雪いているのね。
雷鳴も轟いていて、時おり雪に反射した稲妻が赤く輝くのです。結構怖い状況。なのに、みんな物見遊山ですわよ。そう言っている我々も、ネモを連れ出して、GO!です。
犬は喜び庭駆け回る?
そう、ネモ。
実は、本日、雪の降る前からかなり落ち着かない様子で、あんまり外を見て吠えるから、何よ、って窓の外を見たら、まもなく雪が降り出したのです。電磁波みたいなのを感じたのかなー、動物の本能ってスゴイ。
そして、雪が降ったら降ったで、もう落ち着かない。何だか得体の知れないものがひっきりなしに降ってきているのだから、空から大魔王が降ってきたように感じるのでしょう。
「ねー、変なのが降ってきてるよ、ワン。危ないよ、ワン。何だよ、このやろー、ワン」ってな具合で興奮して吠えて大変。
で、もう、見るに見かねて
「じゃー、今から、散歩しよー。雪を感じなさい。気が済むまでに!」
ということで、実行されたのが午後2時の散歩(上の左の写真群)だったわけです。空から降ってくる雪を不思議そうに感じながらも、いつもと変わらぬ公園を見て、草の匂いをかいで、俺の縄張りに異常なしを実感したネモは、その後、おとなしくなったのでした。
雪を知ったら楽しいワン!
そして、3時間後の5時半の散歩(上の右の写真群)は、ネモ主導じゃなくって、Rの主導で開始されたもの。他のスペイン人の例にもれず、雪が見たくって仕方なかったRは、ネモの散歩と言い訳して外に繰り出したのです。
雪は危険じゃないと分かったネモ。今度は喜んで、走る。走る。
すごい満足そうな様子が伝わってきますでしょ?
いつもは南国の象徴のようなやしの木たちも、この日は雪をかぶって大人しくしていました。
翌日にはすっかり溶けてなくなってしまった雪たち。ちょっと幻みたいな一日だったのでした。
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