スペインで入院、そして何とか復活

今月始めに1週間ほど、ウィルス性胃腸炎か食中毒で寝込んだ話をいたしました。

食中毒か風邪か、で寝込んだ話
ブログを更新しなくなって随分期間が空いてしまいました。このブログは、昨年12月から始めたのですが、ここまで期間を空けたのは、はじめて...

今回は、前回からの続きです。

緊急外来に到着

這うように病院の救急の受付に到着して、脱水症状がある旨を伝えると、すぐにお医者さんが来てくれて、私の状態を見て、血液検査のための血液を抜くとすぐに点滴が開始されました。腕に入ってくる水を見て、少し救われた気分。とはいえ、点滴って本当に少しずつしか、水分が入ってこないんですよね。どうやら、血圧がかなり低くなっていたようで、血圧と脈拍もモニタリングされていました。普段から血圧低いですか?と何度も尋ねられました。うーん、私、血圧は高くはないけど、そんなに低くもないですから、どう答えたら良いものか、反応に困り、少しだけ低めです、と答えておきました。脱水症状っぽいから、多少は血圧低くなってると思いますしね。

食中毒かも

お医者さんが言うのは、おそらく食中毒ではないかと。何か悪いものでも食べませんでしたか、と言われました。いちおう、喉も痛いのですが、そこは基本、無視され、食中毒ということに。夫と息子はピンピンしているので、私だけ食べた何かに当たったということでしょうか。グルグルと思いを張り巡らせてみると、思い当たったのが、

ガスパチョ。

スーパーで買った普通のガスパチョでしたが、近所のスーパーがここ数日、改装工事をしていて終わったばかりのころに買ったガスパチョでした。改装工事中に、冷蔵庫の電源を切ったりしていて保存状態が悪かったのかもしれません。後日、近所の別の人も、ガスパチョが悪くなってて返品したという話を聞いたので、ガスパチョが原因だった可能性大です。もともと、喉が痛くて風邪気味だったところに、ひどい食あたりが来てしまったというのが、実際でしょうか。

美味しいイオン水で少し癒やされる

点滴を受けている間、看護婦さんが、イオン水のブリックパックを持ってきてくれました。昨日、薬局で購入したイオン水は本当に美味しくなかったんですけど、病院でいただいたイオン水は何気に美味しい。ほんのりイチゴミルク味がします。これなら飲める。こういうの、普通に薬局で売ってたらいいのになぁ。地味にメーカー名をチェック。ポルトガルのメーカーのよう。

点滴は、2-3時間すれば終わりかな、と思っていたのですが、甘かったです。

一晩入院決定

午前6時から点滴をはじめて、4時間ほど経過したころ、お医者さんに、今晩は入院して、このまま点滴をし続けてください、と言われました。というわけで、何の準備もしてませんが、一晩入院決定。子供を帝王切開で産んで以来の入院です。あの時も、何の準備もせずに急きょ入院だったし、まともに準備をして入院をした記憶がない私なのでした。

こうして点滴は、翌日の午後6時まで、通算36時間、延々なされることとなったのでした。

それまで、救急のお部屋でずっと点滴を受けていたのですが、入院することを決めたので、病室への移動となります。当然、点滴は付けたままで、看護師さんが車椅子を持ってやってきました。その車椅子に乗る形で、そのまま病室へと移動します。私の部屋は615室とのこと。6階かぁ。長めは良さそう、なんて思いながら。

ホテルみたいなお部屋

入院するお部屋は、私立の総合病院なので個室が基本のようでした。私は、月に数十ユーロ払って私立の保険に加入しているのですが、入院代は月々の保険料に全て含まれていて新たに支払いは発生しないようです。

さて、連れて行かれたお部屋は、小奇麗な個室でした。ホテルの一室みたい。今回お世話になる病院は、10年前に場所を移動して新しく建設された所なので、設備もみな、比較的新しいのです。

無料のWifiも付いていて、IDとパスワードを入力すれば、いつでも利用できるようになっていました。

ただし、テレビは有料。普通のチャンネルを見るにも、まず24時間6ユーロのお代金を払わないといけないらしい。今回、テレビは見ないわと思ったので、特に私は払いませんでしたが。バスルームには、ホテルのように、シャンプー、ボディシャンプー、スポンジ、歯ブラシ、歯磨き粉、などのミニセットが一式置いてありました。バスタオルとハンドタオルも付いているので、私みたいに着の身着のままで病院にやってきても、何とか入院できるような状況でした。

付き添いの人

ベッドの横には広いソファベッドと、椅子と、一人がけのソファが置いてあります。こちらがソファベッドです。

付き添いの人が苦労しないように、ということでしょう。ですが、私の場合、この段階では、付き添いはなし。そして、間もなく、付き添いがいないと結構キツイということが判明します。

まず、人が来ない…。看護婦さん、足りてないと思うんですよね。なので、全然人が来ない。点滴を受けているとはいえ、喉が乾きます。着の身着のままで病院にやってきたわけで、当然、飲み物など持っておりません。部屋に入った際に、看護婦さんには、下でいただいたイオン水が美味しかったので、またあのイオン水が欲しいんですけど、と話すと、「分かりました。あとで持ってきます」と言ってくれたのですが、全然来ない。

ナースコールしてみたけど…

イオン水なんて贅沢言いません。せめて、水が欲しい。

というわけで、ナースコール。水ください、なんてナースコールしてもいいのかな、と少し迷ったのですが、仕方がありません。ピー、ベッド脇のブザーを押します。すると、壁のスピーカーから、看護婦さんの声が。スピーカーまで微妙に距離があるため、思わず叫ぶ私。

「あの、お水のペットボトルをいただけますか」

「…。ガシャン」

えっ

無視?

まさかのノーリアクションですよ。やっぱりナースコールでお水頼んではいけなかったかしら。もう、謎過ぎる。

付添人の到着

はて、どうしましょう、と途方に暮れていた私。そんな時でした。病室のドアが開き、夫の母、つまり義母が到着したのでした。もう、彼女の頭に後光が射していた感がスゴかったです。義母に感謝の念を込めながら、これまでの事情を説明すると、ナースステーションのところへ水について聞いてきてくれました。

すると、現在イオン水待ちとのこと。最初に頼んだイチゴミルク味のイオン水を薬局に注文していてその到着待ちなんですって。ペットボトルの水は、まだお医者さんから普通の水を飲んでOKの指示が出ていないので、渡せないんだそう。そう一言言ってくれれば、私も落ち着いて待っていたんですがね。

と思ったのですが、人手が少ないようで、しょっちゅうナースコールが鳴っている様子からも、仕事が追いついていなそうな感じでした。病室はホテルみたいで綺麗なんですけどね、仕方ないですね。その後も何度かナースコール等でお願いすることもありましたが、看護婦さんたちは皆さんとても親切でした。若いスペイン人の看護婦さんが多かったですね。スペインは、何げに看護婦さんの職業レベルが高いと思います。

熱も落ち着いてきた

点滴をはじめて、12時間が経過しました。気がつけばもう夜。午前10時にアセトアミノフェンを点滴に入れてもらってから、既に8時間以上、経過しています。なのに、高熱が上がってきていません。さすが、点滴。数日ぶりに、薬を飲まなくても、高熱が出ないという経験を味わえました。ちょっとうれしい。とはいえ、さすがに8時間も経つと熱が戻ってくるのか、少し寒気がしてきたので、看護婦さんにお願いして、追加でアセトアミノフェンを注射してもらいました。でも、快方に向かっているのが感じられて、ほっといたしました。

夕ご飯はスープだけ

アセトアミノフェンが効いてきて、さらに楽になったところで、夕ご飯。

夕ご飯といっても、具はないスープだけのもの。味からして牛ベースのスープかしら。それをゆっくり飲みました。今の私にはこれだけでも十分お食事です。

夜は、義母がエクストラベッドに寝てくれて、一晩中お供してくれました。

これは朝になって綺麗になったソファベッドですが、夜の間は、中からクッションを出してくれて、シーツを敷いて、簡易ベッドみたいにしてくれました。とはいえ、義母は、慣れないベッドできちんと睡眠は取ることができなかったようです。とにかく、義母の親切心には本当に感謝でした。

午前5時頃再びアセトアミノフェンを注射していただきましたが、前日のように高熱が出ることもなく、本当に楽になりました。

午後6時まで点滴そして退院

朝になり、息子と夫が病院にやってきてくれて、義母は帰っていきました。午前11時ごろ、お医者さんがやってきて、私の状況をチェック。お医者さんいわく、まぁ、食あたりの酷いヤツでしょう、とのことで、もう一日入院していきますか、と聞かれたのですが、熱も落ち着いてきたし、大丈夫です、と答え、結局、夕方6時まで特に変化がなければ、退院して良いということになりました。お腹の方もだいぶ落ち着いてきました。

昼ごはんは肉の塊

お昼は、通常の食事を取ってみましょう、と言われたので、お昼ごはんは本当に普通っぽい食事が出てきました。

いきなり、牛肉の塊来ました。

昨日の夜は、液体のスープだけだったんですが、この変化凄すぎ。さすがに完食は無理でしたので、少しずつ半分くらいいただきました。

オヤツの時間と無事退院

それから数時間して、午後5時。オヤツの時間。オヤツは、フルーツのコンポートと、ビスケットでした。

なんとか復活しつつあるので、このまま退院の運びとなりそう。午後6時を回った時点で、看護婦さんがやってきて、必要書類にサインをして、無事退院となりました。

全てが終わってみて

それから数日。正直、まだ本調子ではないです。お腹はしくしく痛む感じでしたが、1週間が経過したくらいから普通になり、食事も以前と同じように食べられるようになりました。あれから熱が出ることもありません。あのとき、迷った時に、病院に行って本当に良かったと思ったのでした。

熱がなかなか下がらなくて、先が読めない時、本当に心細くなりましたけれど、しかるべき対処を取るというのは本当に大切だなということを実感しました。

ここ数日、まだ本格的な夏は少し先なのに、真夏日が続いています。こういう時こそ、夏バテやら、食あたりやら、夏風邪やらにやられがちになりますので、皆様もお体には十分お気をつけくださいませ。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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