機内持ち込みのスーツケースを購入して旅しました~アメリカンツーリスター・ヒーローライト

海外生活
この記事は約6分で読めます。

前回の記事では、軽くて容量たっぷりで、機内持ち込み可のスーツケースを購入したいという私が、3つほど目ぼしいスーツケースを選んでみた、という記事でした。

軽くて容量たっぷりで機内持ち込み可のスーツケース3選
前回は、機内持ち込みのスーツケースを選ぶ際に、重視する点について考えてみました。 今回は、実際にどのようなメーカーのスーツケースが、選ぶ際の候補に上ったかをみていきたいと思います。 選ぶ際の基準を明確に 前回の記事でも書きましたが...

その後、アメリカンツーリスターのヒーローライトというモデルを、日本への一時帰国前に購入したわけですが、今回はそのレビュー記事です。

スーツケースの軽さに一目ぼれ

今回の日本への一時帰国に合わせて、子供の洋服やおもちゃなど機内で過ごすためのグッズをたっぷり入れるためのスーツケースを購入しようと決意し、様々な商品を見比べた結果、私が買おうと決意したのが、アメリカンツーリスターのヒーローライトというスーツケースでした。

アメリカンツーリスターのヒーローライト

何よりも私の注目を惹いたのが、その重さ。なんと、42リットルの容量があるのに、重さが1.52キロしかないのです。なぜ、1.52キロなのかといえば、購入したスーツケースの宣伝シールにそう書いてあったため。

こんな感じです。

え?1.52キロしかないの?と。でも、容量は42リットルとたっぷり。サイズは、高さ55センチ、幅40センチ、奥行き20センチ。3辺の合計は115センチ。日本なら、国際線と、100席以上の国内線の機内持ち込み荷物の規定を満たすサイズです。ヨーロッパでも、たいていの航空会社の機内持ち込みの規定を満たすサイズです(機内持ち込み可の荷物のサイズの詳細についてはこちらの記事をご参照くださいませ。)。しかも、4輪だし、外ポケットもちゃんと付いている。私が欲しかった条件をすべて満たしていたので、即決しました。

いざお家にて

いざ、家にやって来た時のスーツケースの様子です。

まだ、タグが付いたままで、「Extra Light 1.52kg」と書かれた白いシールも付きっぱなしの時に撮影したものです。このシールは簡単にはがれて、実際は、青地に無地のデザインです。

また、この写真では分かりにくいですが、車輪も4輪付いていて、行く方角に合わせて自在に曲がります。車輪にストッパーは付いていません。

スーツケースのハンドル

こちらが、スーツケースの取っ手(PU引き延ばしハンドル)を伸ばしてみたところ。カチッ、カチッと要所要所で止まるようになっています。

引き伸ばしハンドルは、止まる部分と止まる部分の間に遊びがあるというか、持っているとスルスル動くようになっています。結果、持つ人の手の長さにぴったり合うように取っ手の長さが調整される感じ。最初は変な感じがしましたが、慣れると逆にとても楽に感じます。もちろん、急いでスーツケースを持つ際に、2輪だけで引っ張るような状態になるときは、当然カチッと止まるので気になりません。

トップハンドルも

取っ手の前には、引き伸ばしハンドルを使わずに手でよいしょとスーツケースを持ち上げるときに使う際の取っ手、いわゆるトップハンドルも付いています。ちょうどお店のタグが付いているところですね。

このハンドルは側面にも付いてるので、階段や段差などで、いざスーツケースを持ち上げないといけないときに重宝します。

外ポケットが二つ

メインの入れるところのほかに、外ポケットが二つ付いています。

この写真で言うと、下のチャックと、中間のチャックが外ポケットに当たります。上のチャックがメインの収納場所です。

外ポケットの一番小さい場所には、書類とか薄いものが入るかな、という感じ。ポケットに厚みはないです。でも、多少のものは強引に入れれば問題なく入りますね。

外ポケットの中間のチャックの場所も、やはり薄いものを入れておくような感じですが、下まですっぽりポケットになっているので、空間的余裕は結構あります。入れたければペットボトルも全然入りますね。

また、盗難防止用の鍵も一組付属していますので、チャックに鍵をかけて使用することも可能です。

メインの収納部分

そして、メインの収納部分のチャックを開けてみるとこんな感じになっています。

写真の左側は、チャックが付いていて、中に薄手のものが入れられるようになっています。生地はメッシュ素材のような感じ。右側の入れるところには、ベルトもあって、固定したいものがあるときは、きちんと固定できるようになっています。

いざスーツケースで旅行してみる

6月末に日本へ一時帰国しました。その際に、メインのスーツケースは、チェックイン時に空港のカウンターで預けて、機内持ち込み用の荷物として、このスーツケースを利用しました。

その感想。

本当に本当に、買って正解でした。

空港でカート探しが必要ない

すごく旅行が楽でした。こんなに楽なら、もっと早いうちから買っておけばよかったとつくづく思いました。今まで、ボストンバッグを抱えて、子供もおんぶ紐で抱っこして、もう肩が破壊されるんじゃないかという苦痛と共に、トランジットの空港で過ごしていました。

だから以前なら空港に到着したら真っ先に、空いているカートを探して、そこにバッグを載せて、一息。でも、すぐにカートを手放さないといけないエリアがあるので、そこで再びバッグと子供を抱えて、重い思いをした後、再び空いてるカートを探す、なんて気の遠くなることをしていました。

ですが、今回は、メインのスーツケースを再び成田空港のターンテーブルで受け取るまで、空港に備え付けのカートを利用することは一度もありませんでした。当然ですよね、スーツケースに車輪が付いているんだもの。4輪なので、押してあげるとススーっと自力で進んでくれます。

段差で持ち上げるときも楽

段差があったり、階段でスーツケースを持ち上げないといけない時も、もとのスーツケースの重さが軽い(1.5キロ)ため、余裕で持ち上げられます。旅行前に、荷物が入った状態でスーツケースの重さを測ってみたら6キロちょっとでした。

免税店で購入したお土産の買い物袋も、ちょっと強引にビニール袋の穴を伸ばして、引き伸ばしハンドルに引っ掛かけてしまえば、買い物袋の重さも気になりません

中のアイテムの取り出しが楽

頻繁に出し入れするアイテムは、外ポケットに入れておけば、すぐ取り出すことができます。メインの収納部分も、スーツケースが縦の状態からチャックを下す感じになるので、スーツケースを横にして全体をガバっと広げなくても、中身を取り出せるのは、狭い機内でとても便利でした。荷物の重さがトータルでも6キロちょっとだと、機内で上の棚から、スーツケースを取り出すときに誰かの助けを求めなくとも、自分で行なうことができました

もっとも、そう頻繁に上の棚からスーツケースを取り出すのは疲れますから、機内で使用するものはすべて、大きな買い物袋みたいな布袋に入れておいて、一度、スーツケースから布袋を取り出した後は、布袋を足元に置いて、そこから必要なものをすべて取り出していました。

ストッパ―なしは軽さと引き換え

以上、満足づくしの感想を書いてきました。いやー、自分で言うのも何ですが、良い買い物したなぁとつくづく思いましたので。

そこで、あえて、マイナス点を挙げるとしたら、そうですね。たとえば、車輪にストッパーが付いていないところでしょうか。成田からの電車での移動の際に、少し気になりました。でも、自分のメインのスーツケース(リモワ)にも、ストッパーは付いていないし、これだけ軽いのだから、ストッパーがないのは仕方ないかな、と思います。

まとめ

以上、アメリカンツーリスターのヒーロライトを購入、実際に使用してのレビューを書いてみました。私としては、スペインから日本へ来るまでの道のりで非常に重宝したので、購入して良かったとつくづく思っています。軽さ、容量、使いやすさ、本当におススメです。今回は、機内持ち込み用のサブのスーツケースとして利用しましたが、ちょっとした小旅行にて単体でも快適に使えそうです。

 

コメント