日本からスペインのパソコンにアクセスできるよう事前にリモートデスクトップの設定を行ったことを過去の記事で紹介しました。
今回は、実際に日本からパソコンのリモートデスクトップを使用してみた感想です。
すんなり使えましたが…
日本へ到着後、すぐに試してみようと思ったのですが、日本滞在中に使用しようと思っていたパソコンがほぼ使えない状態になっており、結局こちらでノートパソコンを新調したので、パソコンが手元に届くまでの間は、1度だけ手元のスマホでアクセスしてみた程度でした。
スマホ(Android)からは全く問題なく接続できました。
ただ、画面が小さいので、内容を確認する程度で、そこで何か作業をやろうという気にはなりませんでしたが…。
ですが、離れていてもきちんとパソコンの中身をみられるなんてすごいわ、と感心したのでした。
そして、遅ればせながらパソコンからもリモートデスクトップ接続を行いましたが、パソコン(Windows10)からも問題なく接続成功。目の前にパソコンがあるかのように操作できるのはやはり素晴らしいです(^^)。
停電が多すぎるとどうなる
とはいえ、問題がなかったわけではありません。
ズバリ、バルセロナよ、停電が多すぎる!
これはウィンドウズのリモートデスクトップの問題とは全然関係ないのですが、まぁ今年の夏はよく停電になりましたわよ。
今年の日本の猛暑は本当に半端ないです。現在、全国レベルで最高気温を争える都市の一つに滞在している私としては、こんな時期に日本の、このアッつい町にいる自分の運命を何度となく呪ってみたわけですが、ヨーロッパの各都市も今年は何気に暑かった模様。
それでも、バルセロナ周辺はそこまでひどくない、というか最高気温といってもせいぜい30度前半だったのですが。私の住んでいるエリアに限っては停電が頻発しました。
停電とはいっても、長時間電気が使えないというのではなく、短時間に切れては戻る、という感じ。普通に生きてればそこまで不便に感じないかも。
IPアドレスを知る必要が
なのに、なぜ、そんなに困るかといえば、
停電になるたびに、グローバルのIPアドレスがリセットされて、違う番号になる、んです…。
IPアドレスの固定化を申し込んでいない私が悪いんですがね(そもそも私の契約する電話会社にそんなオプションがあるのかも謎)。
とにかく一度停電してしまうと、リモートデスクトップにもつなげなくなってしまう。新しいIPアドレスを知るために、スペインにいる夫に連絡して、ここのサイトにアクセスしてもらい、表示されるIPアドレスを教えてもらうという手間が必要になるのでありました(-_-)。
そして、新しいIPアドレスが37.133.121.171だったら、こちら側からアクセスするアドレスを「37.133.121.171:50010」といった形に変更しないといけないのです。ちなみに50010というのは事前に開けてあるポート番号です。
これが数日に一度変わるともういいよー( 一一)って気持ちになるのでした。
リモートデスクトップの使い勝手は?
さて、実際にリモートデスクトップを利用した使い勝手はといえば、自分の使用環境ではストレスなくできるな、という印象です。
日本とスペイン、離れているはずなのに、一度リモートデスクトップでログインしてしまうと目の前に自分のパソコンがあるような気分で操作できるのはうれしいです。
常駐させてるプログラムがきちんと機能してるか確認したい、みたいな利用ならリモートデスクトップでアクセスするので全然問題ないです。
画像や映像の編集は?
映像の編集はやっていないのでわかりませんが、たとえば、NikonのRAWファイルをちょっと編集してみようと、Nikon純正の写真現像ソフトであるCapture NX-Dを少しいじってみましたが、この程度なら全然問題なく機能していました。
あとは、友人にゲームが作れるよ、と勧められて、試しにUnityやらUE4やらをインストールしてみたのですが、インストールして、画面を表示させることは問題なくできました。しかし、そこから使い方がさっぱり分からないので、リモート接続でストレスなく利用可能かは謎のままです(-_-)。
ファイルの転送は?
遠隔地のパソコンと自分のローカルのパソコンでファイルのやり取りを行なう際に、一つ二つ写真をコピーするくらいなら良いです。
しかし、カメラ内の画像ファイルを一気に遠隔のパソコンに転送しよう、といった操作ではやはり時間がかかりまして、やめておこうという気分になりました(+_+)。
できないことはないと思うのですが、すごく時間がかかりそうだったので。写真の転送は素直にDropboxを使っておきます…。
とはいえ、普段使いのアプリを使う分には全く問題なかったので、改めて技術の進歩ってすごいよなぁと感心したのでした。
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