Google AIY スピーカーを電子工作したり、などなどしていると出てくるのが、Pythonというプログラムです。
プログラミングに関しては完全ド素人な私ですが、「四十の手習い」の言葉もあるとおり、何かを始めるのに決して遅すぎることはない、何かを始めようと思ったその日こそが自分の人生の中では一番若い日だ!というわけで、最近はパラパラとPythonの本を見たりしています。
本日は、Pythonの入門書としてオススメの森巧尚著「Python1年生 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ」を紹介したいと思います。
Pythonどうやって学ぶ?
そもそもPythonみたいなプログラミングってどうやって学ぶべきでしょうか。
学習方法はいろいろあるだろうし、学習にかけられる時間や予算で全然違ってくると思います。
私はもともと何かを学ぶ際には、独学から始める、という信念(?)を持っています。
まずは、自分でやってみて、どうしても分からなくなって、つまずいてしまって、限界だーと思ったら、誰かに聞くなり、スクールの類に通う、というパターンです。
知識ゼロの状態でスクールに通ってしまうと、何をどう学ぶかから始めなければいけないので、時間やお金のロスが多いと思っています。なので、ある程度までは自分で学んでから、外へ出ていった方が、時間的にも金銭的にも割が良いと考えています(全く馴染みのない分野を、業務等で学ばなければいけない場合を除く)。
まぁ、自分の場合は、プログラミングや電子工作はスキマ時間に趣味でやってるので、スクールに通うことはないかも、ですけど。
そんなわけで私のPython学習法は、本を読む、無料アプリで学ぶ、ラズパイをイジる、の3本立て(^^)。
無料アプリは、英語版になってしまうけれど、Sololearnというアプリがオススメです。Pythonだけでなく、様々な種類のプログラミングをお手軽に学ぶことができます。
そして、本は…。
私が「Python1年生」を選んだ理由
本屋さんに行くと、Pythonに関する本は結構たくさんあります。Python流行ってるのかな?分かりませんが…。
そのたくさんの本の中で、私が「Python1年生」を選んだ理由は、以下の通りです。
- イラストがたくさんあって、カラフルな配色(見た目がとっつきやすい)
- 全体を通して必要な箇所を最低限紹介している感じ(入門書に特化)
- アプリの作り方や人工知能のプログラムも紹介(何かを作った気になれる)
見た目がとっつきやすい
最初の1冊として手に取るのにちょうど良い構成になっているなと思いました。
これって重要です。見た目がゴチャゴチャしていたり、単調な構成になっていると、読んでいるうちに眠くなってしまっては困りますものね。
その点、「Python1年生」は、文中も、ヤギ博士とフタバちゃんの会話で進んでいく感じで、マンガ的な感じで読み進められて、途中で挫折するような難しさを感じさせなかったのがポイントでした。
実際、読み進めていっても、平易な文章で、重要な箇所はピンポイントでまとまっているので、スキマ時間でちゃっちゃっと学べるのは嬉しかったです。
入門書に特化した作り
Pythonのプログラムには膨大なコマンドやモジュールがあって、本格的に覚えていこうとなったら、そういうのを1つ1つ眺めつつ、それをどう応用させるかまで考えなければいけないのでしょう。
ですが、それを最初からやっていったら、確実に挫折してしまいそうです。山登りを始めるのに、いきなりエベレストに昇り始めたら、疲れるか酸欠になるかで終わるのと一緒です。
「Python1年生」では、おみくじのプログラムや正方形を描画する、みたいな分かりやすい結果の出るプログラムを書いていきます。
そして、どんなことができるかをわかりやすく見せた上で、各エレメントが、プログラム的にどういう意味があるのかを解説してくれてます。
なので、あぁ、こういうことができるんだね、こういうことのためにプログラムってあるんだね、というのが分かりやすい作りになっています。
何かを作った気になれる
そのうえで、応用編という感じで、画像を表示するアプリを作ったり、人工知能を使ったアプリを作成という領域まで紹介してくれます。
ろくにプログラミングなんて分かってないけど、こうやったら、アプリのインターフェースができるんだねぇ、へぇ、というところまで、手を動かしながら実施していくことができます。
画像を表示するアプリを作成
実際に、アプリ作成の章では、プログラムを書いていくと、画像を指定して表示するアプリを作ることができました。
こういう感じのとってもシンプルなアプリのインターフェースで、
好きな画像を指定すると…
こんな感じで表示してくれる、というアプリです。
少し内容を変えると、こんな感じに白黒画像になったり…
モザイク画像になったりします。
こうやって、プログラムを書いた結果が出ると、とっても楽しくなりますね。
人工知能を使ったアプリを作成
さらに初心者でも人工知能のアプリを作れてしまうようになっています。上の画像表示アプリを応用させて、手書きの数字を、数字として認識してくれるアプリを作成できました。
必要なプログラムをインストールするところから始まって、人工知能にも色々な種類があるんですよーみたいな説明もあり、ほぉーと感心しつつ、プログラムを写経していくと…。あれよあれよって感じでできてくる。
作ったアプリをさっそく体験!
ここでファイルを指定するわけですが、手元のペイントソフトで数字を適当に手書きしてみます。
この画像をファイル指定しますと…
この画像は「8」です!と、きちんと当ててくれました。おぉ、スゴーい!
初心者だからこそ、こういう達成感を感じるというのはとっても大切ですね。頑張ろーっていうモチベーションができますのでね。
というわけで、最後まで読み進めることができた「Python1年生」でした。
本書でひととおり、Pythonってこんな感じなんだーという輪郭みたいなのが理解できたら、もう少し詳しい入門書へ進んでいくのが良いのではないでしょうか。
私も次の階段へ進みます。
まとめ
というわけで、「Python1年生」の本を紹介してみました。
こちらは、紙の本と電子書籍の二種類があります。私は紙の本の方が好きですが、好みは人それぞれなので、使いやすい方を選んだら良いでしょう。
紙の本を購入する場合、Amazon、楽天、hontoで頼んで自宅に送ってもらうのもありですが、ehonで注文すると、自宅で受け取りの他、行きつけの街の本屋さんが加盟店である場合は、街の本屋さんで受け取るという手もありますよ。
また、紀伊国屋が近所にある場合は、紀伊国屋のネット通販の利用で、本屋で受け取りと自宅で受け取りを選択することができます。
海外発送で便利なのは、国際航空便が選択できるhontoですね。
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